ユニバーシアード2017 男子SP

ユニバーシアード2017 リザルト
ユニバーシアードは、オリンピックの前年と翌年に、隔年で開催される。男子SPは、現地時間2017年2月3日(金)に行われた。上位24名までが、FSに進出できる。
公式のライストを見て、特に印象に残った選手の演技について、滑走順に感想を書いている。
楽曲名はバイオをもとにしているのだが、新しい情報をアップデートしていない選手もいるようなので、間違っているかもしれない。正しい楽曲名が分からないときは、記載していない。
プログラムについて、独断と偏見による、◎、○、△、×、?の五段階評価を付けている。つまり、わたしの勝手な好き嫌いの感想にすぎないので、どうぞ悪しからず。五段階評価の内容は下記の通り。

  • ◎:何度でも見たい。
  • ○:よかった。好き。
  • △:悪くない。まずまず。
  • ×:イマイチ。
  • ?:何とも判断が付きかねる。
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●第1グループ
1 PAVLOV Ivan イワン・パブロフ(ウクライナ

  • 楽曲:Bad Boys (soundtrack) by Mark Mancina
  • プログラム:○

昨季、JGP Cup of Austria 3位、国内選手権優勝、ユーロ15位、ワールド23位。今季、JGPチェコ4位、JGPリュブリャナ7位、国内選手権優勝、ユーロ14位。
ユーロからの連戦、お疲れ様です。
3AはOK。3Lz+3Tはまずまず。1Fはノーバリュー。!がついた。スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
キレよく踊れてただけに、1Fがもったいなかった。
彼のジャンプは、上に跳ぶタイプなんだな。もそっと放物線を描くように跳べると、加点も多くつくようになると思うのだが。
67.27。

2 LAZUKIN Andrei アンドレイ・ラズーキン(ロシア)

  • 楽曲:Nessun Dorma performed by Andrea Bocelli
  • プログラム:○

昨季、JGP Logrono 9位、国内選手権13位。今季、国内選手権4位。
4Tは高さがあった。3Aは少しこらえた。3F+3TはOK。スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル3。
音楽が一番盛り上がるところでステップなのがすごくよかった。体を大きく動かし、ダイナミックに表現できていた。ポジションや体のライン、姿勢がきれい。
84.74で、16点以上自己ベスト更新。おお〜、高得点が出た!

3 RAKIMGALIEV Abzal アブザル・ラキムガリエフ(カザフスタン

昨季、国内選手権2位。
アブザル、久しぶり〜! 会いたかったよ〜☆
3F+3Tは着氷でバランスを崩した。3Aはこらえた。3Loはまずまず。スピンのレベルは4、3、3。回転速度が速くてよかった。ステップはレベル3。一蹴りの伸びがほしい。
冒頭はスピードが出ていた。最後までその勢いが保てればいいのだが。
68.25で自己ベスト更新。

5 PAPP Béla (フィンランド

  • 楽曲:Requiem for a Dream by Clint Mansell
  • プログラム:△

昨季、国内選手権5位。2007年夏にカナダのバンクーバーに移住した。
初めて見る選手。しゅっとしたハンサムさんである。
3T+3Tは手をついた。3Fはまずまず。2Aはステップアウト。スピンのレベルは3、3、4。ステップはレベル2。
スピンの回転が速く、上手い。ステップでは激しい曲想を、体を大きく使って表現していた。もっと滑らかに動けるとさらに素敵になると思う。
56.08で自己ベスト更新。

6 HINO Ryuju 日野 龍樹(日本)

  • 楽曲:Artsakh by Ara Gevorkian
  • プログラム:△
  • 動画:YouTube

3Lz+3TはOK.3Aはよかった。3Loはまずまず。スピンのレベルは3、4、3V。ステップはレベル3。
ジャンプにさほど高さはないが、回転が速くて回っちゃえるんだよな。以前は、膝がきちっと伸びてないのが気になってたんだけど、今季に入ってからあまり気にならなくなってきた。。
75.23で自己ベスト更新。
客席にいる日本女子3人が、何度もカメラに抜かれていた。かわいいからな☆

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●第2グループ

9 TSAO Chih-I チーイー・ツァオ(台湾)

  • 楽曲:Feeling Good by Michael Buble
  • プログラム:○

昨季、国内選手権優勝、四大陸21位、世界ジュニア20位。今季、JGP横浜8位。
3Aは着氷が乱れた。3F+2Tの予定が、2F+3Tに。ファーストでバランスを崩し、セカンドはステップアウト。3Loはステップからただちに跳んでいなかったからかGOEマイナス。スピンのレベルは4、4、3。軸がぶれず、姿勢とポジションがきれい。ステップはレベル3。ジャージーな曲想をよく表現していた。
髪をかき上げる振付が何度か入っており、「俺がかっこいいって?…知ってる」な感じは変わってなくてよかった(笑)。
キスクラに、アンソニー・リウ先生が。お元気そうで何よりです☆
58.13。

10 SPIEGL Ondrej オンドレイ・シュピーゲルスウェーデン

昨季、国内選手権優勝。今季、国内選手権2位。
2Aはまずまず。3Lz<は転倒。3T+2Tはまずまず。スピンは全てレベル4。上手い。回転が速く柔軟性を感じさせるポジション。ステップはレベル3。独創的な音楽と振付で、場内も大いに盛り上がっていた。
これが噂の変プロか〜(笑)。確かに変だわ! おもろいわ! こういうの大好き☆
効果音がバリバリ入った、打楽器メインの曲で、表現が難しいプログラムだと思うのだが、音をよくとらえて、キレよく素敵に表現していた。
…にしても、どうしてこうもまぁスウェーデンには個性的な男子選手が次々と現れるのか(笑)。最高☆
58.02。

11 ZANDRON Maurizio マウリツィオ・ザンドロン(イタリア)

  • 楽曲:
    • The Feeling Begins by Peter Gabriel
    • Best of Belly Beats by Istanbul Grooves
  • プログラム:△

昨季、国内選手権3位。今季、国内選手権3位、ユーロ19位。
ユーロからの連戦、お疲れ様です。
3Aは手をついた。3Lz+3Tと3Loはまずまず。スピンとステップは全てレベル4。
スピンの回転が速くて上手。ステップは独創的な振付で、曲想をよく表現している。
69.71で自己ベスト更新。

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●第3グループ
13 PONSART Romain ロマン・ポンサール(フランス)

  • 楽曲:Je suis malade by Serge Lama
  • プログラム:△

昨季、GPエリック11位、国内選手権4位。今季、国内選手権3位。
4Tは着氷が乱れた。3Aはよかった。2Lz+2Tは、2Tはノーバリュー。スピンのレベルは4、2、4。ステップはレベル3。
ドラマティックな曲想をよく表現していた。抑揚やタメのつけ方がうまいなぁと感じた。
66.25で自己ベスト更新。

15 RIGHINI Ivan イヴァン・リギーニ(イタリア)

  • 楽曲:You Raise Me Up by Josh Groban
  • プログラム:○

昨季、国内選手権優勝、ユーロ6位、ワールド12位。今季、GPフランス11位、ユーロ13位。
ユーロからの連戦、お疲れ様です。
4TはOK。2Aは3Aの予定だったと思うが、着氷はクリーンだった。3Lzタケノコ+3Tはよかった。スピンとステップは全てレベル4。
彼の演技はいつも情熱的で、心打たれる。
82.28で自己ベスト更新。

18 KAWAHARA Sei 川原 星(日本)

  • 楽曲:Tango de los exilados by Vanessa Mae and Walter Taieb
  • プログラム:○
  • 動画:YouTube

昨季、GPスケカナ10位、全日本12位。今季、全日本11位。
1Aはノーバリュー。2Lo+3Tはファーストがダブルに。3Lzはステップアウト。スピンとステップは全てレベル4。
ステップは、音をよくとらえていて、めっちゃかっこよかったのだが、ジャンプ3つ全てにミスが〜(泣)。
57.93。自己ベストより10点近く低い…。

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●第4グループ
19 TEN Denis デニス・テンカザフスタン

  • 楽曲:Romeo and Juliet by Sergei Prokofiev (new arrangement)
  • プログラム:○
  • 動画:YouTube

昨季、国内選手権優勝、ワールド11位。今季、GPフランス2位。
衣装、前からこんなに派手だったっけか? 黒のハードレザーっぽい上着の襟元と袖口と脇に、青い宝石がたくさん付いている。
前半はジャンプに集中してるのかなという感じだったが、ジャンプが終わったら、ヒップホップの音楽に乗って、キレッキレに踊りまくっていた。
今季一番のトンデモ編曲じゃないかとは思うものの、ヒップホップを踊る彼を見せてくれた功績で、全て許せてしまう気がする(笑)。
94.91でSB更新。すっごい大歓声。

20 DMITRIEV Artur アルトゥール・ドミトリエフ(ロシア)

  • 楽曲:Adagio by Tomaso Albinoni
  • プログラム:○

昨季、国内選手権10位。今季、GPロステレ10位、GPフランス9位、国内選手権8位。
4T+3Tはこらえた。3Lzと3Aはよかった。スピンとステップは全てレベル4。
ダイナミックかつエネルギッシュに滑っていた。激しいんだけど、丁寧にステップを踏んでいるように見えた。
今更だけど、最後から2つ目の要素が3Aってどうかしてるよね。今季はもっとどうかしてるプログラムがあるから特に話題に上がらないけど(笑)。
87.18で自己ベスト更新。

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●第5グループ
25 SHULEPOV Anton アントン・シュレポフ(ロシア)

  • 楽曲:Gorilla by Kraven, Nemesis by Clementine
  • プログラム:△

昨季、国内選手権11位。今季、国内選手権9位。
衣装に朝日が昇る海と空が描いてあるようだ。色づかいがとてもきれい。
3Fはよかった。直前のステップをたくさん踏んでいた。3Aもよかった。3Lz+3Tはまずまず。スピンのレベルは4、4、3。ステップはレベル3。
ステップでは、体を大きく動かし、エネルギッシュに滑っていて、とても良かったのだが、転倒。ぐっはー、もったいない!!
76.13でSB更新。

26 KIM Jin Seo ジンソ・キム(韓国)

  • 楽曲:Moondance by Michael Buble
  • プログラム:○
  • 動画:YouTube

昨季、国内選手権2位、四大陸10位。今季、国内選手権2位。
彼の演技見るの、去年の四大陸以来だ〜。久しぶり☆ 右手首に巻いてるの、包帯だよね? 怪我してるのかな?
2Aはステップアウト。3Lz+3Tと3LoはOK。スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。目いっぱい体を大きく動かして、曲想をよく表していた。
おお〜、これは軽妙洒脱なおしゃれプロ。かっこよかった☆
66.81で、SB更新。

27 TANAKA Keiji 田中 刑事(日本)

  • 楽曲:Spring in Buenos Aires by Astor Piazzolla
  • プログラム:◎
  • 動画:YouTube

昨季、国内選手権4位、四大陸6位。今季、NHK杯3位、国内選手権2位。
演技前に、龍樹+日本女子3名が並んで座っているところがカメラで抜かれる。なんと麗しの客席(///)。
4SはOK。3Aはすばらしい。3F+3TはOK。スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
彼の魅力と色気がほとばしっていた。しびれた。
…がしかし、だがしかし。カメラワークがひどい。手すり越しに映したり、最後、足元だけ映したり。演技が良かっただけに呪いたくなる。
89.05。ぐっはー、もう少しで90点だよ!! 9点近く自己ベスト更新。

30 BREZINA Michal ミハル・ブレジナチェコ

  • 楽曲:The Way You Look Tonight by Jerome Kern, Dorothy Fields, performed by Frank Sinatra
  • 動画:YouTube
  • プログラム:◎

昨季、国内選手権優勝、ユーロ10位、ワールド9位。GPスケカナ4位、GP中国杯10位、ユーロ12位。
ユーロからの連戦、お疲れ様です。
4Sの予定がダブルになり、ノーバリュー。3Aはすばらしい。3F+2Tはセカンドがダブルに。スピンとステップは全てレベル4。
スケートはすごく滑ってたと思う。キラキラ輝いて見えた。ただジャンプがなぁ…(ため息)。でも、クワドにチャレンジしてきたし、3Aはすばらしかったし、スピンもよかったし、ステップも超絶かっこよかったから、調子は悪くないのかな?
75.57。

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●第6グループ
32 TESSON Adrien アドリアン・テッソン(フランス)

  • 楽曲:Highlander by Freddie Mercury
  • プログラム:△

昨季、JGP Copernicus Stars 14位、国内選手権5位。今季、国内選手権6位。
3Loと3Aは着氷が乱れた。3Lz+2Tは、ファーストでお手つき。スピンのレベルは3、4、3。ステップはレベル3。緩急のつけ方がすばらしい。
すごく踊れる選手。音をよくとらえていた。
63.68。

33 LEE June Hyoung ジュンヒョン・イ(韓国)

  • 楽曲:トスカ
  • プログラム:△

3Aステップアウト。3Lo転倒。33すぐ足をついてしまった。スピン。ステップは体を大きく、緩急をつけて。ドラマティックに。力強い。スピン。
表現力は素敵☆大人っぽくなったなぁ。髪が短くなったら雰囲気変わった。
65.08でSB更新。

34 HOCQUAUX Simon シモン・オクー(フランス)

昨季、国内選手権3位。今季、国内選手権4位。
拳法家のような衣装で、右の袖がない。ルカヴァリエさんのSP衣装も片方の袖がないんだよね。フランスの流行りなの?(笑)
3A<はシェイキーな着氷に。足をついたかも。2F+3Tはファーストがダブルになってしまった。3Loは足をついたか。スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル3。
拳法をやってるような振付が音楽にハマっていて、かっこよかった。
59.15でSB更新。

35 MAJOROV Alexander アレクサンドル・マヨロフ(スウェーデン

  • 楽曲:
    • Tuli palo hongan juurela by Fredrik Hangasjärvi & Daniel Wikslund
    • Leva's Polka Remix
  • プログラム:○

ユーロからの連戦、お疲れ様です。
昨季、ユーロ11位。今季、GPロステレ12位、国内選手権優勝、ユーロ11位。
4Tはよかった。直前のステップがあっさりに見える。3Aはすばらしい。3Tの着氷が乱れて、連続ジャンプにできず。スピンとステップは全てレベル4。
変なアレンジだけど(笑)、彼のバネの強さを生かした良いプログラムだと思う。ユーロを終えたばかりなのに、まったく疲れが見えず、生き生きと小気味よく滑っていた。
81.01でSB更新。おお〜、連続ジャンプが入らなかったのに80点超え!!

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◆SP順位
SPが終わって、順位は下記のとおり。左から順位、名前、国名、得点、クオリファイの順に記されている。

  1. TEN Denis KAZ 94.91 Q
  2. TANAKA Keiji JPN 89.05 Q
  3. DMITRIEV Artur RUS 87.18 Q
  4. LAZUKIN Andrei RUS 84.74 Q
  5. RIGHINI Ivan ITA 82.28 Q
  6. MAJOROV Alexander SWE 81.01 Q
  7. SHULEPOV Anton RUS 76.13 Q
  8. BREZINA Michal CZE 75.57 Q
  9. HINO Ryuju JPN 75.23 Q
  10. ZANDRON Maurizio ITA 69.71 Q
  11. RAKIMGALIEV Abzal KAZ 68.25 Q
  12. PAVLOV Ivan UKR 67.27 Q
  13. GUAN Yuhang CHN 67.16 Q
  14. KIM Jin Seo KOR 66.81 Q
  15. PONSART Romain FRA 66.25 Q
  16. LEE June Hyoung KOR 65.08 Q
  17. TESSON Adrien FRA 63.68 Q
  18. HOCQUAUX Simon FRA 59.15 Q
  19. KENNES Thomas NED 59.04 Q
  20. NEUMAN Michael SVK 58.24 Q
  21. TSAO Chih-I TPE 58.13 Q
  22. SPIEGL Ondrej SWE 58.02 Q
  23. KAWAHARA Sei JPN 57.93 Q
  24. DEMIRBOGA Burak TUR 56.33 Q
  25. PAPP Bela FIN 56.08
  26. PARRY-EVANS Charlie GBR 55.49
  27. LIU Runqi CHN 54.63
  28. PANIKHIN Artur KAZ 54.11
  29. KOPPEL Samuel EST 53.52
  30. LEE Dong Won KOR 50.76
  31. BJORK Marcus SWE 47.69
  32. TSIBA Michel NED 43.35
  33. LEE Harry Hau Yin HKG 41.95
  34. PIKHOVYCH Vladyslav UKR 40.02
  35. IONIAN Mario-Rafael AUT 36.99
  36. KLEPOCH Marco SVK 36.53
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◆総評
フリー進出ラインが56.33点で、ユーロ(55.14点)より上。レベルが高いな〜。
客席が満席で、すごくにぎやかだった。デニス・テンを見に来てるんだろうなぁ。でも選手みんなの演技を楽しんでいる様子がうかがえて、とても雰囲気が良かった。
でも、カメラワークがひどい。女子、ダンスときて、男子が一番ひどい気がする(泣)。スピンで体の一部をアップにしたり、最後のポジションで顔アップにしたり、画面の切り替えが多かったりで、演技に没頭しにくい。SB更新の良い演技が多いから、よけいにストレスがたまる。
本来、ライストのカメラワークに関しては、無料で見せてもらってるし、「見られるだけでありがたい」の精神でいきたいと考えているので、極力文句は言いたくないのだが、今回はあまりにもひどくて、つい…(汗)。
さて、気を取り直し、選手の演技についてまとめておきたい。
SP1位はデニス・テン。母国ではほんと熱狂的な扱いを受けてるんだなぁ。その熱い期待に応える演技だった。ヒップホップで踊りまくる彼が見られて本当に幸せ〜☆
2位は刑事くん。ユーロの上位常連組がいる中、PCSはデニスに次いで2位!! それも納得のクリーンかつ、かっこよさだだ漏れの演技だった(///)。
3位のドミトリエフと、4位のラズーキン、7位のシュレポフ、ロシア勢は3人とも調子が良さそうで、この大会に向けてしっかり準備してきたことがうかがえる。ロシア選手権を見るに、3人ともFSに課題を抱えているようだったが、FSで踏ん張れるかどうか。
ユーロの上位常連組、5位のリギーニ、6位のマヨロフ、8位のミハルは、先週末のユーロから休む間もなかっただろうが、体の動きを見るに、むしろユーロより調子がよさそうにさえ見えた。枠取りも関係ないし、ノープレッシャーでのびのび滑れているのかもしれない。
9位の龍樹くんは、NHK杯からずっと、ジャンプの安定感が頼もしい。ここから上を目指すためには、4回転を入れ、GOEの加点とPCSのアップが不可欠なんだろうな〜。