ワールド2016 女子SP

ワールド2016 リザルト
2016年の世界選手権は、アメリカのボストン、TDガーデンで開催され、女子シングルのショート・プログラムは、現地時間で3月31日(木)に行われた。
ホッケーリンクなので、通常のリンクより幅が狭いとのこと。

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上記のライストで第6、7グループから、他のグループは、フジやJスポーツの放送で見た。
フジの解説は荒川静香さん、実況は西岡孝洋アナ。
Jスポーツの解説は岡部由起子さん、実況は小林千鶴さん。
特に印象に残った選手の演技について、感想を書いていきます。

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●第1グループ
2 チェ・ダビン(韓国)

  • 楽曲:ミュージカル「ヘアスプレー」より

初出場の歳。ジュニアGPの2大会で3位。シニアの国内選手権2位。四大陸8位。
岡部さんが言っていたように、最初、緊張していたのか少し慎重な動きだったが、3Lz+3Tを降りた後は、生き生きと楽しそうに滑っていた。
56.02。

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●第2グループ
10 ケイラニ・クレイン(オーストラリア)

  • 楽曲:Flamenco Fire

初出場の17歳。国内選手権ジュニア&シニア優勝。四大陸13位。
ジャンプにミスはあったが、岡部さんが、「全体を通して、作品として見たときに、とても生き生きとしていて、見ごたえのある演技だった。見ていてワクワクするような選手」とほめていた。
スピンが上手で、フラメンコの音楽に合った、魅力的な滑りを見せてくれた。
48.86。

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●第3グループ
13 アンナ・フニチェンコワ(ウクライナ

  • 楽曲:Italian Mafia, Mambo Italiano

初出場の21歳。ユーロ21位。
プログラム前半は、ゆったりした曲なのだが、ステップの前でマンボの音楽に変わる。わたしは、そこの違いを頑張って出していたと感じたのだが、岡部さんには物足りなかったみたい。
ユーロで彼女の演技を見ているはずなのだが、さっぱり覚えていない(汗)。わたしの記憶力のザルっぷりに愕然とする。
千鶴さんによると、元々ペア選手だったが、シングルに転向したとのこと。
53.86で自己ベスト更新。

14 ナタリー・ヴァインツィアール(ドイツ)

  • 楽曲:フィーリング・グッド

3度目の出場の21歳。ユーロ7位。
3Tで転倒し、連続ジャンプが入らなかった上に、コンビネーションスピンの途中で足を付いてしまい、ノーバリュー…(泣)。
それはさておき、彼女が腕をしなやかに動かせるようになり、まなざしや表情がめっちゃ色っぽくなっててビックリした。ヴァインさんからエロスを感じるようになるとは!
43.25。

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●第4グループ
17 エイミー・リン(台湾)

  • 映画「スラムドッグ$ミリオネア」より

初出場の16歳。昨季まで全米に出ていた。四大陸15位。世界ジュニア14位。
ジャンプを全てクリーンに降り、とても生き生きと滑っていた。特にステップシークエンスでは、音楽をよくとらえて、全身いっぱいを使って素敵に表現できていたと思う。
57.50で自己ベスト更新。

19 ニキ・ヴォリーズ(オランダ)

  • 楽曲:The Lady Is A Tramp

2年連続出場で、去年は32位。ユーロ20位。練習拠点をカナダに移したとのこと。
ジャンプは3Fに!が付いてしまったけど、見た目ノーミスだったが、最後のスピンで盛大にトラベリングしてGOEで減点されていたのがもったいなかった。
ユーロでも思ったけど、このプログラム、好きだわー。オシャレで小粋な音楽の特徴をよくとらえ、体全体を使って表現できていた。岡部さんが言ってたように、表情がとってもチャーミング☆
49.86。

20 ジジュン・リ(中国)

  • 楽曲:クレールドリュヌ(「月の光」のオーケストラ編曲)

4年連続出場で、去年は9位。四大陸10位。
ジャンプ全てクリーンに着氷した。スピンとステップは全てレベル4。
音楽をよくとらえた、ゆったり&のびのびした滑り。優雅で美しい。
滑り終わった後、ジジュンが満足そうに微笑むの、久しぶりに見た気がする。よかったよ〜。
65.39で自己ベスト更新。

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●第5グループ
21 アナスタシア・ガルスチャン(アルメニア

  • 楽曲:映画「アナスタシア」より

ロシア出身の16歳。2年連続出場で、去年は20位。ユーロ15位。
ジャンプの回転不足がとられやすいのが課題。このSPでも、3Lz+3Tのセカンドで>が付いた。
なめらかな動きで、ワルツの音楽をよく表現していたと思う。岡部さんが、「スケートの伸びがある」とほめていた。
岡部さんが言うには、世界ジュニアのときも、練習でジャンプを跳ぶたびに、回転不足か否か確認していたらしい。やっぱ本人も気にしてるんだな。岡部さんが、「まだ若いし、修正できる」と言っていたので安心した。
53.24。

22 アレーヌ・シャルトラン(カナダ)

緩急ある音楽にぴったり合った振付が、ほんとかっこよかったんだけど、3Lz+3T<で着氷が乱れ、3Loは大丈夫だったんだけど、2Aで転倒。
ジャンプの調子よくなさそう。ボディームーブメントはとっても素敵なんだけどなぁ。
55.67。67点台を出せるプログラムなのに…(泣)。

23 パク・ソヨン(韓国)

3年連続出場で、去年は12位。国内選手権5位。四大陸4位。
コンボが入らず(泣)。わたしは分からなかったけど、岡部さんいわく、ステップでもつまづくところがあって、スムーズではなかったらしい。
岡部さんが、「最初から最後までなめらかに滑っていたが、曲が同じトーンでフラットな感じなので、盛り上がっていきにくい。いいものを持った選手なので、この選曲はもったいないように感じた」と話していた。
52.27。

24 ニコル・ライチョヴァー(スロバキア

3年連続出場で、去年は15位。母国開催のユーロでは12位。生まれはアメリカのニューヨーク。
3Lz>>が両足着氷だったけど、他のエレメンツでは、GOEで加点をどしどしもらってた。今大会ではジャンプの難度を上げ、3T+3Tを入れてきた。攻めてきたな〜。
56.56。

25 エリザベート・トゥルシンバエワ(カザフスタン

  • 楽曲:I Got Rhythm

初出場の16歳。
3Lz+3Tの予定が3Tが付けられなかったので、次に3S+3Tを跳んできた。もともとは3Fを予定していたそうなので、ナイス・リカバリー☆ たぶん、そういう練習もしてるんだろうなー。
スピンとステップは全てレベル4。
ステップやつなぎが音楽にぴったり合っていて、本当に素敵なプログラム。大好き☆
岡部さん情報によると、「とても勝気な雰囲気」とのこと。クールビューティーかつ小柄で愛らしい外見を持ち合わせていながら、性格は勝気とか、なにその萌え設定!(///)
61.63で自己ベスト更新。

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●第6グループ
27 アンジェリーナ・クフワルスカ(ラトビア)クチヴァルスカ

  • 楽曲:オペラ「トスカ」より 星は光りぬ

2年連続出場で、去年は16位。今季、ユーロ4位で、世界ジュニア7位。
3Lz+3Tで、壁に近づきすぎてぶつかってしまい、転倒。3Fで回転があやしいなぁと思ったら、やはり<が刺さっていた。それと最後のスピンで盛大にトラベリング〜。でも、他は良かった。
キスクラでは浮かない表情だったけど、物憂げな表情でも美人は美人。麗しや〜。
54.78。

28 ガブリエル・デールマン(カナダ)

  • 楽曲:You'll Have to Swing It

3連連続出場で、去年は21位。今季、四大陸は怪我で欠場。
か・ん・ぺ・き!! いっや〜、すばらしかった。GPSのころは、ジャンプにミスがあったからか、このプログラムの真価に気付けてなかった。こんなにオシャレでかっこいいプログラムだったとは。ステップやつなぎのエッジワークにすっかり魅了されたよ。彼女の新たな魅力が炸裂しておった。
演技が終わった後、選手も大喜びでガッツポーズ連発。場内も大歓声。
岡部さんも、「音が伸びる部分は伸びる動き、細かく刻むところは細かい動きで、本当に良い演技だった」とほめていた。
67.38で、6点以上自己ベスト更新! すげー。

29 長洲未来アメリカ)

  • 楽曲:Demons

怪我で欠場のエドモンズさんに代わり、6年ぶりの出場(そのときは7位)。彼女がこの舞台に立つ姿を見るだけで泣けてくる。
3F+3T<以外は、全てのエレメンツにGOEの加点がついた。特に2Aは高くて幅のある、素晴らしいジャンプ。スピンはいつも通り◎で全てレベル4。
のびのびと、生き生きと滑っていた。場内スタオベ。母国開催のワールドで、お客さんにこんなに喜ばれている姿を見られて、本当に嬉しい。
エドマンズさんの棄権を受けて、あまり間がなかったのに、調整がんばったね。
65.74。「ま、こんなもんでしょ。よかったよかった」という感じのキスクラ。
バイオを見たら、彼女のSPの自己ベストは2010年ワールドの70.40なんだなー。いつかこれを更新するところが見たい。はげしく見たい。

30 浅田真央(日本)

  • 楽曲:素敵なあなた

3A<でステップアウト&お手つき、3F+2Loはまぁまぁ、3Loは着氷が乱れた。
ジャンプは不安定な感じだったが、ステップやつなぎは芸術の域。間のため方とか緩急の付け方とかもう最高。そして、スピンとステップは全てレベル4。
65.87。ジャンプで2つミスがあった割に、高い得点が出た。よかったー。

31 アシュリー・ワグナーアメリカ)

  • 楽曲:ヒップ・ヒップ・チン・チン

最初から最後までキレッキレに自由自在に踊りまくっていた。その上、ジャンプは全てクリーンに着氷!!本当に表情豊かで、画像の粗いライストでさえ、くるくると表情が変わるのが手に取るように伝わってきた。
観客もボルテージが上がりっぱなしで、手拍子や歓声がものすごかった。
演技が終わった後、大喜びした後、勢い余ってぺたりんこと尻もちをつくアシュリー。めんこい☆
あー、母国開催のワールドで良い演技できてよかったよーう。緊張したよーう。
スケカナでノーミスしてから、なかなかクリーンな演技が見られなかったから心配していたのだが、さすがアシュリー、きっちり仕上げてきた。
プロトコルを確認したら、GOEにマイナスがないのは当然のこととして、0も1つしかない。すげー。
73.16で自己ベスト更新! やった!!

32 ロベルタ・ロデギエーロ(イタリア)

  • 楽曲:He Sleeps, Pretty Woman

2年連続出場で去年は20位。今季ユーロ5位。
ちょっと着氷が怖かったものの、ジャンプは全てクリーンに降りたのだが、最後のスピンでトラベリング&回転も遅くなってしまった。レベル3&GOEの減点。もったいない。
「プリティー・ウーマン」の音楽に合わせ、素敵にステップを踏んでいたのだが、せっかくアメリカの映画音楽使ってるんだから、もっと場内盛り上がってくれればいいのに。観客の皆さん、アシュリーの演技に狂喜乱舞して疲れてしまったのかもしれない。
57.90。

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●第7グループ
33 エフゲニア・メドヴェージェワ(ロシア)

  • 楽曲:白夜の調べ

今季シニアデビューしたばかりだというのに、GPファイナル優勝、ユーロも優勝。今大会でも堂々の優勝候補筆頭である。
3Fをコンボにできなかったのだが、その後、3Loにきっちり3Tつけていた。彼女はジャンプを全て後半に持ってきているので、最後から3つ目のエレメンツなのに。すげー。
当然のようにスピンとステップで全てレベル4。
情感たっぷりに、流れが途切れることなく演じていた。この若さでこの安定感、すごいわー。
73.76。

34 エレーナ・ラジオノワ(ロシア)

  • 楽曲:ジュテーム

2度目の出場で、去年は3位。今季GPファイナルで3位、ユーロで2位。
3Fでフリーレッグが軽くタッチし、GOEで減点されてしまった。あくまでも本人比の話だが、ジャンプは本調子じゃなさそう。成長期だもんね。スピンとステップは全てレベル4。
この曲、歌詞を調べたら、「大人の女の情念の歌」だった。道理でジュテームジュテームくり返すわけだ。彼女はこのド演歌の世界に正面からがっぷり組んでる感じがいい。こういうの十代の若い女の子が滑ると、「なんちゃって」感が出がちだけど、全然背伸びしてる感じしないもんな。
71.70。

35 本郷理華(日本)

2度目の出場で、去年は6位。今季、四大陸3位。
ジャンプを全てクリーンに降り、ステップとスピンは全てレベル4を獲得しただけでなく、生命力あふれる、ダイナミックな演技で、彼女の魅力が炸裂していた。
演技が終わった後、選手も満足したような表情だったが、見てるこっちも大満足であった。振り付けたアッコさんも、きっと大喜びしてるはず!
岡部さんいわく、「指先やつま先がさらに洗練されると、もっともっと素敵になるはず」とのこと。うん、まだ少し粗っぽさが残ってるんだよなー。でもここ数年の成長の伸びを考えると時間の問題って気がする。
69.89で自己ベスト更新。あとちょっとで70点だ!

36 宮原知子(日本)

  • 楽曲:ファイヤー・ダンス

2度目の出場で、去年2位。今季、GPファイナル2位、全日本&四大陸優勝。
演技が始まる前に、くいっと顔を向けるしぐさが超クール。
さらにプログラムを磨き上げてきた。フリーレッグを上げるとか、あごを上げるとか、ちょっとした所作がかっこよく、あでやかになっていた。宮原さんにエロスを感じるなんて!! ついにここまで到達したか。
プロトコルを見たら、スピンとステップは全てレベル4。逆回転スピンもジャッジ全員プラス評価。だが、3Fに<と!が付いてしまったーー!!!(泣) 確かにちょい回転ギリギリかなーとは思ったけども! 他の要素は全てGOEの加点がもらえてたのにいいいい(歯ぎしり)。
70.72。

37 グレイシー・ゴールド(アメリカ)

  • 楽曲:エル・チョクロ

全てのジャンプをようやくクリーンに降りたーーー!!! ぃやったーーー!!!
「ジャンプさえ決まればこっちのもの☆」とばかりにキレッキレに踊っていた。背中をそらせるとか、振り返るとか、ちょっとした振付までもがかっこいい。
場内スタオベ。
プロトコルを確認したら、1つのスピンがレベル3だったり3Fに!が付いてたり、まだ伸びしろがあるんだなー。
76.43で自己ベスト更新。

38 アンナ・ポゴリラヤ(ロシア)

3度目の出場で、去年は13位。今季、ユーロ3位。
ついに…ついに…クリーンな演技が見られたよーう!!! よかったーーー!!!
すっっっばらしかった。ジャンプで転倒してた時も「素敵☆」と思っていたが、改めてノーミスで見ると、本当に素晴らしい。生で見てないからわかりにくいけど、スピードもすごく出てたような気がする。全ての動きが音楽と調和していた。
わたしが見た中で、彼女の最高の演技だった。岡部さんもそう言ってた☆
スピンとステップは全てレベル4。
キスクラで、ポゴさんとコーチの笑顔が見られて嬉しい☆
73.98で自己ベスト更新。

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SPが終わって、順位は下記のとおり。左から順位、クオリファイ、名前、国名、TSS、TES、PCSの順に記されている。

  1. Q Gracie GOLD USA 76.43 40.51 35.92
  2. Q Anna POGORILAYA RUS 73.98 39.77 34.21
  3. Q Evgenia MEDVEDEVA RUS 73.76 39.93 33.83
  4. Q Ashley WAGNER USA 73.16 38.43 34.73
  5. Q Elena RADIONOVA RUS 71.70 38.29 33.41
  6. Q Satoko MIYAHARA JPN 70.72 37.21 33.51
  7. Q Rika HONGO JPN 69.89 38.29 31.60
  8. Q Gabrielle DALEMAN CAN 67.38 37.46 29.92
  9. Q Mao ASADA JPN 65.87 33.27 32.60
  10. Q Mirai NAGASU USA 65.74 34.73 31.01
  11. Q Zijun LI CHN 65.39 37.22 28.17
  12. Q Elizabet TURSYNBAEVA KAZ 61.63 35.09 26.54
  13. Q Roberta RODEGHIERO ITA 57.90 31.14 26.76
  14. Q Amy LIN TPE 57.50 32.72 24.78
  15. Q Nicole RAJICOVA SVK 56.56 30.56 26.00
  16. Q Da Bin CHOI KOR 56.02 34.48 21.54
  17. Q Alaine CHARTRAND CAN 55.67 29.87 26.80
  18. Q Angelina KUCHVALSKA LAT 54.78 29.32 26.46
  19. Q Anna KHNYCHENKOVA UKR 53.86 32.29 21.57
  20. Q Anastasia GALUSTYAN ARM 53.24 29.61 23.63
  21. Q Ziquan ZHAO CHN 52.80 32.41 20.39
  22. Q So Youn PARK KOR 52.27 27.04 25.23
  23. Q Viveca LINDFORS FIN 50.18 28.73
  24. Q Niki WORIES NED 49.86 27.67 22.19
  25. Mae Berenice MEITE FRA 49.50 26.87 22.63
  26. Anne Line GJERSEM NOR 49.39 27.82 21.57
  27. Kailani CRAINE AUS 48.86 25.69 23.17
  28. Ivett TOTH HUN 47.92 25.56 22.36
  29. Eliska BREZINOVA CZE 47.75 26.60 21.15
  30. Joshi HELGESSON SWE 47.67 23.64 25.03
  31. Laurine LECAVELIER FRA 46.92 24.80 22.12
  32. Kerstin FRANK AUT 46.77 26.86 19.91
  33. Aleksandra GOLOVKINA LTU 44.58 23.78 21.80
  34. Yasmine Kimiko YAMADA SUI 43.65 23.91 19.74
  35. Nathalie WEINZIERL GER 43.25 22.34 21.91
  36. Kristen SPOURS GBR 42.64 24.10 19.54
  37. Sonia LAFUENTE ESP 39.99 20.53 20.46
  38. Dasa GRM SLO 37.95 19.35 20.60
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◆総評
最終グループは、全員70点以上とか、どんだけハイレベルなんだ…。
男子SPでは、まさかのハン・ヤン&ニューエンがFSに進めず!!という事件が起こったが、女子では、ユーロ6位のメイテと7位のヴァインツィアール、9位のヘルゲソンがFSに進めなかった。実力者でも一つのミスが命取りという、たいへん厳しい戦いである。
そんな中でもロシア勢3人は、きっちり最終G入り。さすが。ロシア表彰台独占の可能性もあるけど、ロシア勢の鬼門、北米開催のワールドだからなー、独占はないかなー。
となると、グレイシーもアシュリーも絶好調みたいなので、「アメリカ勢10年ぶりのメダル獲得なるか」がフリー最大の見どころですかね。未来ちゃんにももちろん大活躍してほしいけど、彼女は本番の一週間前かそこらに出場が決まったわけだから。
日本勢は、SPの順位のままだと3枠ギリギリでおっかないけど、こればっかりは、なるようにしかならないもんだということを、フィギュアスケートを見るようになって8年たち、わたしもようやく受け入れられるようになってきた(苦笑)。選手はみんな、全力を尽くして頑張ってるんだもんな。