JGPサン・ジェルヴェ2016 アイスダンスSD

JGPサン・ジェルヴェ2016 リザルト
ジュニアのGPシリーズ第1戦。アイスダンスSDは、現地時間2016年8月26日(金)に行われた。
結果は追っていたものの、演技はまだ見ていなかったので、第2戦終了後、

にて、SD上位5組の演技を見た。滑走順に演技の感想を書いていきます。
それと、選手の名前の日本語読みは、よそ様のブログの表記を見て、もしくはアナウンスを聞き取って書いているので、正しくない可能性もあります(汗)。でも、英語だけだと、いつまでたっても名前を覚えられそうにないので、英語の次に名字だけでも日本語で表記してみました。

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1 Sofia POLISHCHUK / Alexander VAKHNOV ポリシュチュク&ヴァクノフ(ロシア)

  • 楽曲:
    • Blues: Your Heart Is As Black As Night by Melody Gardot
    • Swing: That Man by Caro Emerald

昨季、JGP Colorado Springs 3位、ジュニアの国内選手権5位。
ツイズルの出が、ちょっとズレたり、フリーレッグの角度が違っていたりと、ちょこちょこユニゾンが合ってない感じ。
女性が大げさなくらい顔の表情を大きく動かしていて、頑張ってるなーと感じた。これくらいやらないと、現地で見ている人には伝わらないもんね。
54.42。

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6 Angelique ABACHKINA / Louis THAURON アバチキナ&トーロン(フランス)

  • 楽曲:
    • Blues: You Can Leave Your Hat On by Joe Cocker
    • Swing: Swing Baby by Ji Young Park

昨季、JGP Riga Cup 2015 2位、世界ジュニア7位。
バイオによると、練習拠点はアメリカ。コーチの一人がブルザ☆☆
昨季の世界ジュニアで、女性の女神のごとき美しさに心奪われたカップル。今季も相変わらずお美しいです☆
女性の身長が伸びたので、男女の身長差がなくなり、カップルとしてのバランスが心配になってきた。今のところは問題なさそうだけど…。
パターンダンスのとき、フリーレッグがほとんどぴったり合っていて、見ていて気持ちよかった。つなぎに独創的な振付があって楽しい。
女性がポニーテールを三つ編みにしていて、「これ、顔に当たると痛いやつだ。練習中、男性の顔をバシッとやっちゃったこと、絶対あるはず」などと、しょーもないことを考えてしまったが、演技中、この三つ編みが振付に使われていて、感心させられた。髪型も、振付の一部なんだな。
キスクラのブルザの髪が、超短くなってる! えー、彼のふわふわフサフサな髪が好きだったのに!
61.11で、自己ベスト更新!

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11 Nicole KUZMICH / Alexandr SINICYN クズミチ&シニツィン(チェコ

昨季、ジュニアの国内選手権優勝、世界ジュニア11位。
今季、2戦目のJGPチェコスケート2位(今大会の一週間後)。練習拠点はカナダ。
パターンダンスのフリーレッグがけっこうバラバラなのが気になったが、プロトコルを見ると、両方レベル4が取れてる。
全体的にのびのび滑っているように感じられて、よかったと思う。つなぎで、男女がつなぎで代わりばんこにぴょーんぴょーんと跳ぶところは、第2戦の方が、思いっ切りやれてたような気がする(笑)。
55.25で、自己ベスト更新!(次の第2戦で、さらに更新することになるよ☆)

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12 Sofia SHEVCHENKO / Igor EREMENKO シェフチェンコ&エレメンコ(ロシア)

  • 楽曲:
    • Blues: Seven Nation Army by Postmodern Jukebox
    • Swing: Is That Too Much To Ask (feat. Nina Zeitlin) by Biboulakis

昨季、JGP Bratislava 及び、JGP Croatia Cup にて3位。
パターンダンスのフリーレッグがほぼそろっているなぁと感心して見ていたのだが、プロトコルを見ると、レベル2と3。フリーレッグが合っていることと、レベルが取れてるかどうかはまた別物なんだよね。
ブルースではセクシーな雰囲気をどしどし醸し出していたのだが、スウィングでは明るくコミカルな空気に一変させていて、すごいなーと思った。
56.20。

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13 Christina CARREIRA / Anthony PONOMARENKO カレイラ&ポノマレンコ(アメリカ)

  • 楽曲:
    • Blues: Why Don't You Do Right (Roger Rabbitt soundtrack)
    • Swing: Cool Cat in Town by Tape Five

昨季、JGP Copernicus Stars 2位、全米ジュニア4位。
バイオによると、男性の両親は、アイスダンスの五輪チャンピオン、クリモワ&ポノマレンコ(当時ソ連)とのこと。そして、コーチの一人がブルザ☆☆
女性が16歳で、男性が15歳と、ジュニアではまずお目にかかれない、男子が年下カップル(シニアでもめずらしい)。でも、体格差のバランスは良さそうだし、ユニゾンも合ってる。同門のクズミチ&シニツィナ同様、パターンは両方レベル4。
ブルースではセクシーに、スウィングでは元気いっぱいに滑っていた。
60.44。

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◆SD順位
SDが終わって、順位は下記のとおり。左から順位、名前、国名、TSS、TES、PCSの順に記されている。

  1. Angelique ABACHKINA / Louis THAURON FRA 61.11 32.17 28.94
  2. Christina CARREIRA / Anthony PONOMARENKO USA 60.44 31.70 28.74
  3. Sofia SHEVCHENKO / Igor EREMENKO RUS 56.20 29.87 27.33
  4. Nicole KUZMICH / Alexandr SINICYN CZE 55.25 30.02 25.23
  5. Sofia POLISHCHUK / Alexander VAKHNOV RUS 54.42 27.57 26.85
  6. Natacha LAGOUGE / Corentin RAHIER FRA 53.15 29.15 24.00
  7. Loica DEMOUGEOT / Theo LE MERCIER FRA 48.74 27.56 21.18
  8. Ashlynne STAIRS / Lee ROYER CAN 46.89 24.83 22.06
  9. Emilia KALEHANAVA / Uladzislau PALKHOUSKI BLR 45.02 25.62 19.40
  10. Eliana GROPMAN / Ian SOMERVILLE USA 44.31 23.08 21.23
  11. Alexandra BORISOVA / Cezary ZAWADZKI POL 42.04 23.09 18.95
  12. Villo MARTON / Danyil SEMKO HUN 39.86 20.58 19.28
  13. Sasha FEAR / Jack OSMAN GBR 39.39 21.82 17.57
  14. Chanel DEN OLDEN / Rodolphe SABATINI NED 38.96 21.13 17.83
  15. Sabrina BITTNER / Andrej LEBED GER 36.29 18.37 17.92
  16. Karolina Elizabeth CALHOUN / Logan Tyler LEONESIO BRA 32.71 17.20 15.51
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◆総評
全ての組の演技を見ていないので、一概に言えないが、上位の組の衣装が、第2戦のチェコスケートより、普通だった気がする(両方出場のクズミチ&シニツィナを除く(笑))。まぁこれはわたしの勝手な嗜好の話だけど、チェコスケートでは、衣装も奇抜な分、プログラムもユニークなものが多くて、わたし好みだった(笑)。
や、今大会のサン・ジェルヴェの上位陣のプログラムが良くないわけじゃないんですよ? ただ、みんな普通に素敵なもんで、印象に残りにくかったというか。それにわたし、今季のリズムの課題であるブルースが、あんまり好きじゃないみたいで。いいなと思うプログラムのブルースは、たぶん、一般的なブルースの曲を使ってないと思うんですよ。ブルースが好きじゃないから、演技を見ても、ワクワクしにくいんだろうなー。スウィングとヒップホップはけっこう好きなんだけど。