ユーロ2017 アイスダンスSD

ユーロ2017 リザルト
チェコオストラヴァにて開催。アイスダンスSDは、現地時間2017年1月26日(木)に行われた。上位20組までが、FDに進出できる。
Jスポーツの放送で全組の演技を見た。解説は滝野薫さん、実況は小林千鶴さん。特に印象に残った組の演技について、滑走順に感想を書いている。
プログラムについて、独断と偏見による、◎、○、△、×、?の五段階評価を付けている。つまり、わたしの勝手な好き嫌いの感想にすぎないので、どうぞ悪しからず。五段階評価の内容は下記の通り。
◎:何度でも見たい。
○:よかった。好き。
△:悪くない。まずまず。
×:イマイチ。
?:何とも判断が付きかねる。

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●第1グループ
2 Sara HURTADO / Kirill KHALIAVIN サラ・ウルタード / キリル・ハリャービン(スペイン)

  • 楽曲:Blues, Swing
  • プログラム:△

今季、国内選手権優勝。2016年の春に結成。コーチはズーリンで、練習拠点はロシア。男性は前のパートナー、クセニア・モンコと組んで2011年の世界ジュニアで優勝している。女性は前のパートナー、アドリア・ディアズと組み、スペイン代表としてソチ五輪(2014年)に出場。
冒頭の男女の絡みが艶っぽくてドキドキする(///)。他ではあまり聴かない曲を使っていて、新鮮だった。滑りも良かったと思う。お互い、素敵なパートナーと巡り合えたようでよかった。
56.52で自己ベスト更新。音楽のテンポ(Music tempo)違反により減点1。初めて見る違反だったのでどういう違反なんだろうと思ったら、滝野さんによると、パーシャルの途中で音楽が速くなったり遅くなったりしていたが、規則では一定でないとダメなのだそうだ。

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●第2グループ
10 Tina GARABEDIAN / Simon PROULX-SENECAL ティナ・ガラベディアン / シモン・プルー=セネカル(アルメニア

  • 楽曲:Blues, Swing
  • プログラム:△

2年連続2度目の出場。昨季、国内選手権優勝、ユーロ18位、ワールド27位。バイオを見るに、結成2シーズン目と思われる。練習拠点はカナダのモントリオール。2人ともカナダ出身。男性は元カナダ所属。
大人の雰囲気で、軽さを感じさせる滑り。滝野さんには、「上半身の動きが立体的じゃない。ブルース・キャラクターが感じられない。演技の流れが淡々としていて、変化に乏しい」とダメ出しされまくっていたが(苦笑)、わたしはどこか心惹かれるものを感じた。
53.00。

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●第3グループ
12 Lucie MYSLIVECKOVA / Lukas CSOLLEY / ルチエ・ミスリヴェチコワ / ルカーシュ・チェーレイ(スロバキア

  • 楽曲:
    • Blues: Cry Me A River by Michael Buble
    • Jive: Five Months, Two Weeks, Two Days by Louis Prima
  • プログラム:△

2016年の6月末に結成。練習拠点はイタリア。今季、国内選手権優勝。女性はチェコ出身。男性の前のパートナー、フェデリカ・テスタは2016年7月に引退したそうだ。
ルチエちゃん見るの、何年ぶりだろう。めっちゃ美人さんになってる☆
STw3で少しミスがあったが、GOEプラス。NtMiSt2は、特に男性がノリノリに踊りまくっていた。全体的にスピードがよく出ており、動きにキレがあった。
52.84。

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●第4グループ
16 Victoria SINITSINA / Nikita KATSALAPOV ヴィクトリア・シニツィナ / ニキータ・カツァラポフ(ロシア)

  • 楽曲:
  • プログラム:◎
  • 動画:YouTube

昨季、国内選手権2位、ユーロ4位、ワールド9位。今季、GP中国杯4位、NHK杯5位、国内選手権3位。
冒頭の滑り出しだけで、素人目にも、これまでの組とは別格だということがよく分かる。
滝野さんが演技初めに「男性がのってますね」と言うのを聞いて不安がよぎるのはなぜだ(苦笑)。…これまでの経験でね…どうもね…ニキータが調子いいとなると、女性を置いてけぼりにして一人で突っ走っちゃうんじゃないかと心配になるんだよね…(汗)。
実際にはそんなことは全くなく、2人とも動きがキレッキレで、シニツィナ&カツァラポフ史上、最高のパフォーマンスだったと思うのだが、パーシャルがレベル2、NtMiStがレベル1と、取りこぼしが痛い(泣)。GOEは、全要素でどしどしもらえているのだが。
64.67。レイトスタートにより減点1…ぐっはー、もったいない!

18 Kavita LORENZ / Joti POLIZOAKIS カヴィタ・ローレンツ / ヨティ・ポリゾアキス(ドイツ)

2年連続2度目の出場。2015年の春に結成。それまで男性は、シングルをやっていた。昨季、国内選手権優勝、ユーロ14位、ワールド17位。今季、国内選手権優勝。
STw3で女性がターンでミスしてしまい、GOEマイナス。NtMiSt1は、スピードが落ちてしまった。滝野さんによると、浅いエッジが多かったらしい。でも全体的には、力強くキレよく、マイケル・ジャクソンの曲を表現できていたと思う。
昨季、「男性がアイスダンスを始めてまだ1年目なのにこんなにできるのか」と実況陣を驚かせていた組だが、結成2年目に入り、さらにうまくなっていた。滝野さん曰く、「表情や演技全体の、音楽との一体感が素晴らしかった。これに足元が伴えば!」とのこと。
54.63。

19 Marie-Jade LAURIAULT / Romain LE GAC マリー=ジャード・ローリオ / ロマン・ルギャック(フランス)

  • 楽曲:
    • Blues: The Way You Make Me Feel performed by Judith Hill
    • Swing: The Way You Make Me Feel performed by Michael Jackson
  • プログラム:△

2015年12月に結婚。昨季、JGPファイナル5位、世界ジュニア8位。今季、GPフランス及びNHK杯6位、国内選手権2位。
なめらかにクリーンに力強く滑っていた。
滝野さんによると、「課題は男性のツイズルが不安定なこと」らしい。STwだけでなく、ステップの中でのツイズルも同様らしい。確かにアイスダンスじゃツイズルの動きはたくさん入ってるから、それが不安定っていうのは良くないよね。
61.48でSB更新。

20 Cecilia TÖRN / Jussiville PARTANEN セシリア・トルン / ユッシヴィッレ・パルタネン(フィンランド

  • 楽曲:Blues, Jive
  • プログラム:△

昨季、国内選手権優勝、ユーロ15位、ワールド18位。今季、GPスケカナ10位、国内選手権優勝。
滑りはきれいだったけど、滝野さんの指摘通り、ちょっとおとなしめというか曲想の表現があっさりだった。たぶんくどいくらいでいいんだよね、特にアイスダンスにおいては。
54.99。音楽のテンポ違反により、減点1。滝野さん曰く、「ブルースのテンポが多少速かったかも」とのこと。

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●第5グループ
21 Alexandra NAZAROVA / Maxim NIKITIN アレクサンドラ・ナザロワ / マキシム・ニキティン(ウクライナ

  • 楽曲:
    • Blues: Only You by Buck Ram
    • Swing: Tutti Frutti by Little Richard
  • プログラム:△

2度目の出場で、前回は11位(2014-15シーズン)。練習拠点はアメリカ。昨季、女性の怪我のため、ユーロ欠場、ワールド19位。今季、GPフランス7位、国内選手権優勝。
はつらつとした演技で、雰囲気たっぷりに滑っていた。女性のスカート同様、ふわっとした動きが印象的。
滝野さん曰く、「要素だけでなく、演技全部できちっと演じている。クオリティーが高い」とのこと。
キスクラにシュピルバンド先生とブルザ。ブルザ、さらに髪を短くしたような。ほとんど坊主っぽい。わたし彼のふわふわくるくる〜な巻き毛が好きなんだけどな〜。もそっと伸ばさないかな〜。
63.36で自己ベスト更新。

22 Alisa AGAFONOVA / Alper UCAR アリサ・アガフォノワ / アルペル・ウチャル(トルコ)

  • 楽曲:
    • Blues: Why Don't You Do Right performed by Amy Irving
    • Jive: Straight To Number One by Touch & Go
  • プログラム:△

2010年に結成。練習拠点はアメリカ。昨季、ユーロ12位、ワールド21位。今季、GPスケアメ9位、GPロステレ8位。女性はウクライナ出身。
パターンとパーシャルは、とても丁寧に行っていた。ダイナミックなんだけど、ちょっと大味な印象も受ける。
62.33。

23 Isabella TOBIAS / Ilia TKACHENKO イザベラ・トビアス / イリア・トカチェンコ(イスラエル

  • 楽曲:
    • Blues: Real Life by The Weekend
    • Hip Hop: Can't Feel My Face by The Weekend
  • プログラム:△

2年連続2度目の出場。昨季、国内選手権優勝、ユーロ10位、ワールド12位。今季、GPスケアメ6位、GPフランス5位。女性はアメリカ出身、男性はロシア出身。2014年に結成。
滝野さんの言うとおり、スタイリッシュでおしゃれで大人のプログラム。GPからさらに上げてきたな〜。素敵☆ ユニゾンもばっちり合っていて、すっかりなじんでいる。
69.35。

24 Laurence FOURNIER BEAUDRY / Nikolaj SORENSEN ロレンス・フルニエ・ボウドリー / ニコライ・ソレンセン(デンマーク

  • 楽曲:
  • プログラム:△

昨季、ユーロ9位、ワールド13位。今季、GPスケカナ及びGPロステレ7位。
あっという間に終わってしまった。すごく安定していて、ひやっとかあれっとか感じる場所が全くない。
滝野さん曰く、「表現もいいし、足元がしっかりしている。これだけクリーンだとやはり良い点が出る」とのこと。
66.02で自己ベスト更新。

25 Natalia KALISZEK / Maksym SPODYRIEV ナタリア・カリシェク / マクシム・スポディレフ(ポーランド

  • 楽曲:
    • Blues: Back to the Dirty Town by Blues Mystery
    • Hip Hop: Sax by Fleur East
  • プログラム:○

3年連続3度目の出場。昨季、国内選手権優勝、ユーロ11位、ワールド16位。今季、GP中国杯5位、NHK杯7位、国内選手権優勝。女性は元ペア選手。男性はウクライナ出身。
パターンとパーシャルでの2人の距離が近い。NtMiSt3は、生き生きとヒップホップを踊っていて、すっごく楽しそうで、一緒に踊りたくなった(笑)。
63.35で自己ベスト更新。

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●第6グループ
26 Gabriella PAPADAKIS / Guillaume CIZERON ガブリエラ・パパダキス / ギヨーム・シゼロン(フランス)

  • 楽曲:
    • Blues: Bittersweet by Lene Riebau, Maxim Illion perf. by Club des Belugas
    • Swing: Diga Diga Doo by Dorthy Fields, Jimmy McHugh perf. by Big Bad Voodoo Daddy
  • プログラム:◎
  • 動画:YouTube

昨季、国内選手権及びユーロ、ワールド優勝。今季、GPファイナル2位、国内選手権優勝。
StaLi4でブルースからスウィングに曲想が変わるのだが、リフトをやりながらそのリズム変化をみごとに表現している。ミスらしいミスと言えば、NtDiSt2の終盤のツイズルで女性がバランスを少し崩したことくらい。たいへん素晴らしい演技だった。
滝野さんも指摘していたように、他の組とはほんと異質なんだよね。パターンでは、みんな同じことやってるはずなのに、全然同じに見えない。
滝野さん曰く、「彼らのスケーティングは、真似しようと思っても真似できるものではない。バーチュー&モイヤーやトービル&ディーンは、見本にしたいような、きっちりしたスケーティングだが、彼らは次元が違い過ぎて見本にできない」とのこと。
75.48。

27 Alexandra STEPANOVA / Ivan BUKIN アレクサンドラ・ステパノワ / イワン・ブキン(ロシア)

  • 楽曲:Blues, Hip Hop
  • プログラム:○

3年連続の出場。昨季、国内選手権3位、ユーロ5位、ワールド11位。今季、GPスケカナ5位、GP中国杯3位、国内選手権2位。2006年に結成。
「あたしら一番!!」なSlLi4は、今回もたいへんかっこよく、力強く決まっていた。滝野さんの指摘通り、さわやかで疾走感あふれる演技だった。エネルギッシュかつパワフルで情熱的。全ての動作が思い切りがよくて気持ちいい。
滝野さん曰く、「今季、たいへん実力を伸ばし、実績も着々と積み上げてきている。以前はとってもきれいなレッグラインと流れ、フローが前面に出ていたが、そこに素晴らしいパワーが加わってきた」とのこと。
68.17。う〜ん、思ったほど出なかったなぁ。パターンとパーシャル、ノンタッチと、ステップが全てレベル2だったんだよねぇ。

28 Charlene GUIGNARD / Marco FABBRI シャルレーヌ・ギニャール / マルコ・ファブリ(イタリア)

  • 楽曲:
    • Blues: There Are Worse Things I Could Do
    • Swing: Grease Lightning
  • プログラム:○

2010年に結成。女性はフランス出身。昨季、国内選手権2位、ユーロ7位、ワールド10位。今季、GPスケアメ及びGPロステレ4位、国内選手権2位。
STw4で男性が少しバランスを崩したが、スピードが出ており、回転も速く、ユニゾンも合っていたからか、GOEプラス。NtMiSt3はスウィングのリズムと一体になったかのような躍動感だった。滝野さん曰く、「このようにパワフルなカップルの、スウィング・リズムのミッドラインステップはもう最高ですね」とのこと。うん、最高です☆
力強くスピードビュンビュンで、一気に滑り切った。
滝野さんはたくさんほめつつも、「途中の長いセパレーションが気になった」とのこと。規定でいろいろ制限があるみたいなんだよね。
70.46。おお〜、70点台が出た! 2人とも大喜び☆

29 Anna CAPPELLINI / Luca LANOTTE アンナ・カッペリーニ / ルカ・ラノッテ(イタリア)

  • 楽曲:
    • Blues: Cry For Me
    • Boogie Woogie: Choo Choo Boogie
  • プログラム:◎
  • 動画:YouTube

10回目の出場。2005年に結成。昨季、GPファイナル3位、国内選手権優勝、ユーロ2位、ワールド4位。今季、GPスケカナ4位、NHK杯3位、国内選手権優勝。
アンナちゃんのフレアスカートが翻るさまは、いつ見ても完璧だわ〜。乙女の夢そのもの☆
滝野さん曰く、「アイスダンスの醍醐味を体現した演技」で、次から次へと見せ場の連続。2人の楽しくおしゃれなダンスを心ゆくまで堪能させてもらった。ほんと楽しい☆ ほんと幸せ☆
75.65で自己ベスト更新。あとで発表されたのだが、終盤のダンスジャンプがRoLiと見なされ、減点1をとられてしまった。

30 Ekaterina BOBROVA / Dmitri SOLOVIEV エカテリーナ・ボブロワ / ドミトリー・ソロビエフ(ロシア)

  • 楽曲:
  • プログラム:○
  • 動画:YouTube

2000年11月に結成。昨季、GPファイナル5位、国内選手権優勝、ユーロ3位。今季、GPファイナル4位、国内選手権優勝。
力強くキレッキレの動きで、シャープさとソフトさを兼ね備えた演技だった。成熟した大人にしかできないプログラム。滝野さんも大絶賛であった。
76.18で自己ベスト更新。

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◆SD順位
SDが終わって、順位は下記のとおり。左から順位、クオリファイ、名前、国名、得点の順に記されている。

  1. Q Ekaterina BOBROVA / Dmitri SOLOVIEV RUS 76.18
  2. Q Anna CAPPELLINI / Luca LANOTTE ITA 75.65
  3. Q Gabriella PAPADAKIS / Guillaume CIZERON FRA 75.48
  4. Q Charlene GUIGNARD / Marco FABBRI ITA 70.46
  5. Q Isabella TOBIAS / Ilia TKACHENKO ISR 69.35
  6. Q Alexandra STEPANOVA / Ivan BUKIN RUS 68.17
  7. Q Laurence FOURNIER BEAUDRY / Nikolaj SORENSEN DEN 66.02
  8. Q Victoria SINITSINA / Nikita KATSALAPOV RUS 64.67
  9. Q Alexandra NAZAROVA / Maxim NIKITIN UKR 63.36
  10. Q Natalia KALISZEK / Maksym SPODYRIEV POL 63.35
  11. Q Alisa AGAFONOVA / Alper UCAR TUR 62.33
  12. Q Marie-Jade LAURIAULT / Romain LE GAC FRA 61.48
  13. Q Sara HURTADO / Kirill KHALIAVIN ESP 56.52
  14. Q Cecilia TÖRN / Jussiville PARTANEN FIN 54.99
  15. Q Kavita LORENZ / Joti POLIZOAKIS GER 54.63
  16. Q Tina GARABEDIAN / Simon PROULX-SENECAL ARM 53.00
  17. Q Lucie MYSLIVECKOVA / Lukas CSOLLEY SVK 52.84
  18. Q Viktoria KAVALIOVA / Yurii BIELIAIEV BLR 52.39
  19. Q Lilah FEAR / Lewis GIBSON GBR 50.75
  20. Q Taylor TRAN / Saulius AMBRULEVICIUS LTU 49.87
  21. Robynne TWEEDALE / Joseph BUCKLAND GBR 49.55
  22. Jasmine TESSARI / Francesco FIORETTI ITA 49.44
  23. Olga JAKUSHINA / Andrey NEVSKIY LAT 49.14
  24. Vavara OGLOBLINA / Mikhail ZHIRNOV AZE 48.45
  25. Victoria MANNI / Carlo RヨTHLISBERGER SUI 47.19
  26. Nicole KUZMICHOVA / Alexandr SINICYN CZE 47.16
  27. Tatiana KOZMAVA / Alexei SHUMSKI GEO 43.80
  28. Hanna JAKUCS / Daniel ILLES HUN 43.50
  29. Katerina BUNINA / German FROLOV EST 39.47
  30. Adel TANKOVA / Ronald ZILBERBERG ISR 38.49
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◆総評
ユーロ出場の30組中、5組がヒップホップを使っており、ジャイブも同じぐらいな印象なので、やはりスウィングが多いんだな〜と感じた。
それと滝野さんが、「ヒップホップが導入される際、スポーツ競技にふさわしくない歌詞が入っている選曲は、減点の対象とするというガイドラインが設けられたが、わたしは英語の歌詞となるとお手上げなので、わたしにとっては有効でないガイドライン」と正直に打ち明けていた(笑)。英語が母語じゃないジャッジには難しいよね。でなくても歌詞って外国人には分かりにくいし。
解説で滝野さんが「ブルース・キャラクター」という言葉をよく使うのだが、どういうのが「ブルース・キャラクターを感じさせる」動きだったり演技だったりなのかが分からないので、その辺くわしく教えてもらえたらな〜と思う。たぶん言葉で説明するのは難しいんだろうけども。
さて、SD1位はボブロワ&ソロビエフ、2位はカッペリーニ&ラノッテ、3位はパパダキス&シゼロンとなったが、演技の印象同様、得点差は1点もない。FD勝負となるだろう。この3組は抜けた感があるので、表彰台は彼らで決まりかな〜と思う。
4位のギニャール&ファブリ、5位のトビアス&トカチェンコ、6位のステパノワ&ブキンも得点差はわずかなんだよね。2点ちょっとしか離れていない。滝野さんがSDを見る前に話していたように、今季は中堅どころがめきめきと力をつけてきているので、めっちゃ混戦になってますな。