ユーロ2017 アイスダンスFD

ユーロ2017 リザルト
アイスダンスFDは、現地時間2017年1月28日(土)に行われた。
Jスポーツの放送で全組の演技を見た。解説は滝野薫さん、実況は小林千鶴さん。特に印象に残った組の演技について、滑走順に感想を書いている。
プログラムについて、独断と偏見による、◎、○、△、×、?の五段階評価を付けている。つまり、わたしの勝手な好き嫌いの感想にすぎないので、どうぞ悪しからず。五段階評価の内容は下記の通り。
◎:何度でも見たい。
○:よかった。好き。
△:悪くない。まずまず。
×:イマイチ。
?:何とも判断が付きかねる。

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●第1グループ
2 Taylor TRAN / Saulius AMBRULEVICIUS テイラー・トラン / サウリス・アンブルレヴィチウス(リトアニア

  • SD順位:20,得点:49.87
  • 楽曲:Adagio pour piano by Saint Preux
  • プログラム:△

3年連続3度目の出場。昨季、国内選手権優勝、ユーロ25位。今季、国内選手権優勝。女性はアメリカ出身。男性は、2013年までシングルの選手だった。
2人の雰囲気にぴったりの選曲。美しくふんわりした曲想を、なめらかかつシームレスな動きでよく表現していた。
滝野さん曰く、「最後までスピードが落ちず、同じペースを保っていた。多少変化に乏しい面もあったが、落ち着いたバランスの良い演技ができていた」とのこと。滝野さんによると、スケーティングスキルの項目ではスピードの変化が求められているらしい。なるほど〜。
フリー80.08、総合129.95。

3 Lucie MYSLIVECKOVA / Lukas CSOLLEY ルチエ・ミスリヴェチコワ / ルカーシュ・チェーレイ(スロバキア

  • SD順位:17,得点:52.84
  • 楽曲:
    • Paris by Ibrahim Maalouf
    • Lilies of the Valley (Pina soundtrack) by Yun Miyake
    • Defie 1962 by Ibrahim Maalouf
    • True Story by Ibrahim Maalouf
  • プログラム:△

最後のコレオのChLi1で、回転速度をゆっくりにして、余韻を残して終わるというエンディングが素敵だった。
ルチエちゃんがすっかり大人になって、きれいになって、上手になってて、とっても嬉しい☆
テスタ&チェーレイが本当に素敵なカップルだったので、解散すると聞いたときは残念で仕方なかったが、こちらの新しいカップルもかなりいい感じ。組んでまだ5か月半とは思えないほどしっくり馴染んでいる。これから先が楽しみだわ〜。
フリー83.80、総合136.64で、FDは自己ベスト更新。

4 Tina GARABEDIAN / Simon PROULX-SENECAL ティナ・ガラベディアン / シモン・プルー=セネカル(アルメニア

  • SD順位:16,得点:53.00
  • 楽曲:Pearl Harbour (soundtrack) by Hans Zimmer
  • プログラム:△

SlLi4で下りるとき女性がバランスを崩したり、DiSt1で男性がスタンブルしたりと、ミスもあったが、終始きれいに滑っていた。
滝野さん曰く、「SDでも感じたが、このカップルは、体の傾斜が足りない。姿勢がまっすぐに立った状態というのが目立つ。それと、女性が少しアピール不足。曲想に合った表情の変化がほしい」とのこと。う〜ん、確かに、美しいんだけど、ちょっと淡々と滑っているように見えるんだよね。
75.05、総合128.05。

5 Lilah FEAR / Lewis GIBSON ライラ・フィアー / ルイス・ギブソン(イギリス)

  • SD順位:19,得点:50.75
  • 楽曲:
    • You Raise Me Up by Josh Groban
    • The New Hope Waltz by Karl Hugo
    • You Raise Me Up by Josh Groban
  • プログラム:○

初出場。今季、国内選手権優勝。女性はアメリカ出身。男性は2015年12月までシングルの選手だった。
全ての要素がよかったが、特にリフトは3つともスムーズで美しく、素晴らしかった。あと、ツイズルのセカンドからテンポが三拍子に変わるのだが、その変化をツイズルで表現できており、滝野さんが「演技の変化が感じられてとてもよかった」と感心していた。
力強くスピードに乗った滑りが、壮大な音楽によく合っていた。結成1シーズン目でこれだけできるなんてすごいわ〜。しかも男性はアイスダンスを始めてまだ1年ぐらいだと思うんだよね。2015年12月までシングルやってたんだから。今後の成長がめっちゃ楽しみ〜☆
フリー86.24、総合136.99で、フリーは自己ベスト更新。

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●第2グループ
6 Marie-Jade LAURIAULT / Romain LE GAC マリー=ジャード・ローリオ / ロマン・ルギャック(フランス)

  • SD順位:12,得点:61.48
  • 楽曲:
  • プログラム:△

CoSp4の後半でちょっとトラベリングしてしまったが、GOEプラス。他の要素も全て高評価だった。
NHK杯よりさらに上手になってる〜! すばらしいシニアデビューシーズンを過ごしてるよね! よきかなよきかな☆
滝野さん曰く、「エレメンツの入り方の思い切りが良い。演技のパワーと流れが途切れない。2人の信頼関係を感じるような演技だった」とのこと。夫婦だもんね☆
フリー90.92、総合152.40で、総合得点はSB更新。リフトの時間オーバーにより、減点1。あそこ、見せ場なだけに、兼ね合いが難しいよなぁ。GOEの加点はたくさん出ている。

8 Sara HURTADO / Kirill KHALIAVIN サラ・ウルタード / キリル・ハリャービン(スペイン)

  • SD順位:13,得点:56.52
  • 楽曲:Two Men In Love by The Irrepressibles
  • プログラム:△

ゆっくりな曲想の中に、ハッとするような振付が散りばめられていて、とても素敵に滑っていたのだが、STw1で女性がバランスを崩し、足をついてしまったため、GOEマイナス。でも他の要素は全てプラス評価だった。
独創的な振付で、違反ギリギリのリフトに挑戦したりと、いかにもズーリン門下生のプログラムという感じだった。2人とも、前のパートナーと組んでいたときとはずいぶんイメージが変わったなぁ。それぞれ前のカップルも素敵だったけど、今のカップルもとっても素敵☆
フリー84.84、総合141.36。

9 Kavita LORENZ / Joti POLIZOAKIS カヴィタ・ローレンツ / ヨティ・ポリゾアキス(ドイツ)

  • SD順位:15,得点:54.63
  • 楽曲:
    • Malaguena by Benise
    • Jeux Interdits by Narcisco Yepes
    • Jaleo by Louis Winsberg
    • Poeta by Vicente Amigo
  • プログラム:△

フラメンコの音楽。2人の黒を基調にしつつ赤をあしらった衣装がオーソドックスだけど素敵☆
CoSp4は、トップの組にもひけをとらない素晴らしさ。+3を出したジャッジもいる。SeSt2は、2人ともフリーレッグがきちんと伸びていて、ぴったりそろっている。STw3は2人の回転数が違ってしまい、GOEマイナス。
昨季も上手いな〜と感心して見ていたが、今季はさらに上手くなっていた。滝野さんも指摘していたが、男性はアイスダンスのキャリアがまだ短いのに(多分2年そこそこじゃないか)、ブレがなく安定していて頼もしい。
滝野さん曰く、「曲と曲とのつなぎが唐突。少々まとまりのない印象を受けた。それぞれのパートをうまく表現できていたが、もう少し編集が違っていれば、演技の印象も違っていたのでは」とのこと。特にわたしは最後のポエタのところがとってつけた感じがした。やっぱ4分間で4曲っていうのは、よっぽど編集をうまくやらないと、まとまりが出にくいよね。演技が良いだけにもったいない印象を受ける。
86.69。

10 Alisa AGAFONOVA / Alper UCAR アリサ・アガフォノワ / アルペル・ウチャル(トルコ)

  • SD順位:11,得点:62.33
  • 楽曲:
    • Near Light by Olafur Arnalds
    • Beethoven's Five Secrets by The Piano Guys
    • Sand by Nathan Lanier
  • プログラム:△

もうちょっとどうにかなれば、さらに素敵になるんじゃないかな〜というもどかしさを感じる。両方のステップで、滝野さんが「つま先に隙がある」という表現をしていたが、他の部分も「隙がある」感じなんだよな〜。ユニゾンがピタッとそろわないところがあったり、STw4のターンに多少の粗さがあったり、CuLi3のポジションが決まり切らない部分があったり。
フリー91.35、総合153.68。

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●第3グループ
11 Alexandra NAZAROVA / Maxim NIKITIN アレクサンドラ・ナザロワ / マキシム・ニキティン(ウクライナ

  • SD順位:9,得点:63.36
  • 楽曲:
    • Droit de Cite by Raphael Beau ("Micmacs" soundtrack)
    • Sur le mesure by Hugues Le Bars
    • Diabolique by Raphael Beau ("Micmacs" soundtrack)
  • プログラム:△

STw3で男性がバランスを崩したが、減点されるほどではなかった。
ふしぎプロの表現がさらに深まって、独創性と個性が際立つ演技だった。
滝野さん曰く、「全体的にとても良い振付。一つ一つがとても興味深く目新しい、楽しめる振付だった。2人にとても合っているし、それを表現する力がある」とのこと。
フリー91.29、総合154.65で、総合得点は自己ベスト更新。

12 Natalia KALISZEK / Maksym SPODYRIEV ナタリア・カリシェク / マクシム・スポディレフ(ポーランド

  • SD順位:10,得点:63.35
  • 楽曲:Dirty Dancing (soundtrack)
  • プログラム:○

はつらつとした、若さとパッションがあふれる演技だった。NHK杯のときより、段違いに上手くなっていた。
滝野さんは、「映画を思い出させるような、良い演技だった。演技前半の怒涛のような、ダンスしながらのエレメンツとダンスの連続にとても惹きつけられた」とほめちぎっていた。わたしはその映画を見たことがないのだが、彼らの演技を見て、俄然見たくなった。
フリー92.67、総合156.02で、SD同様、FDも自己ベスト更新。

13 Alexandra STEPANOVA / Ivan BUKIN アレクサンドラ・ステパノワ / イワン・ブキン(ロシア)

  • SD順位:6,得点:68.17
  • 楽曲:
    • Libertango by Astor Piazzolla, arranged by E. Runge, J. Ammon
    • Verano Porteno by Astor Piazzolla
    • Primavera Portena by Astor Piazzolla
    • Libertango by Astor Piazzolla
  • プログラム:○

CoSp4は、独創的で、空中に浮遊しているかのようだった。STw3は流れ、回転速度、ユニゾンと、たいへん素晴らしい。…が、後半の2つのステップでは何というか…慎重というかちょっと重さを感じた。CiSt2とDiSt1で、FDでもステップのレベルが取れず。
千鶴さんによると、2人とも、SDのステップが両方レベル2だったのが初めてで失望したらしい。その影響がFDに出ていたのかもしれないな〜。滝野さんも、「ステップに集中しているようで、タンゴらしさがあまり感じられなかった」と話していた。
フリー98.76、総合166.93。

14 Victoria SINITSINA / Nikita KATSALAPOV ヴィクトリア・シニツィナ / ニキータ・カツァラポフ(ロシア)

  • SD順位:8,得点:64.67
  • 楽曲:Tango Ballet by Astor Piazzolla
  • プログラム:○

SlLi4で女性がバランスを取れず、着氷でも乱れた。STwは男性がエッジを持てず、一時演技を中断したかのような状態になってしまった。当然ノーバリュー(泣)。DiSt2で男性がスタンブル。
…いや〜、男性の弱さが出たなという感じの演技だった。女性が気の毒になった。ツイズルで、すぐに演技に戻らなかったのを、滝野さんに思い切りダメ出しされていた。ミスがダメなんじゃなくて、ミスをして一瞬投げ出してしまったのがダメなんだよね。SlLi4のミスが出るまでは、キレッキレだったのに…このタンゴのプログラム、大のお気に入りだったのに…嗚呼!!(泣)
フリー89.84、総合154.51。タイムバイオレーションにより、減点1。「泣きっ面に蜂」だな…つらい…。

15 Laurence FOURNIER BEAUDRY / Nikolaj SORENSEN ロレンス・フルニエ・ボウドリー / ニコライ・ソレンセン(デンマーク

  • SD順位:7,得点:66.02
  • 楽曲:
    • La vie en rose performed by Patricia Kaas
    • Hymne a l'amour performed by Patricia Kaas
  • プログラム:△

STw4の距離がすごく近い上に、回転がピッタリ合っていた。よくぶつからないな〜。
要素で曲想をよく表現している。2人の愛と信頼関係が見て取れるような演技だった。
フリー94.66、総合160.68で、SD同様FDも自己ベスト更新。RoLi4の時間オーバーにより、減点1。

第3グループが終わった時点で、総合1位は、アレクサンドラ・ステパノワ / イワン・ブキン(ロシア)。

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●第4グループ
16 Charlene GUIGNARD / Marco FABBRI シャルレーヌ・ギニャール / マルコ・ファブリ(イタリア)

  • SD順位:4,得点:70.46
  • 楽曲:
    • Pas de deux from "Nutcracker" by Petr I. Tchaikovski
    • Waltz of the Flower from "Nutcracker" by Petr I. Tchaikovski
  • プログラム:△

前半のやわらかく繊細な表現と、後半ぐぐぐ〜っと盛り上がっていく、力強さとの対比が見せ場のプログラムになるはずだったのだが、中盤のCuLi1で、男性がバランスを崩して膝をつき、女性が落下してしまったため、2人とも転倒扱いに。すごく怖い落ち方だった。2人とも大事ないといいのだが。
その後すぐに立ち上がり、演技を再開したのだが、やはり転倒の影響は否めず。でも集中力を切らさずに最後まで滑り切った。
フリー93.22、総合163.68。現時点で総合2位。

17 Isabella TOBIAS / Ilia TKACHENKO TKACHENKO イザベラ・トビアス / イリア・トカチェンコ(イスラエル

  • SD順位:5,得点:69.35
  • 楽曲:Pas de deux from "The Nutcracker" by Petr I. Tchaikovski
  • プログラム:○

終盤、ChLi1で盛り上がる音と女性が手を上げる瞬間がぴったり合っていて、かっこよかった。氷上のバレリーナのように美しい2人の美しいムーブメントを堪能した。終始何もかもが美しい。
実況陣が、トカチェンコを評して、「けして主張しないが、しっかり演技を質の高いものに作り上げる。女性をたいへん美しく見せ、引き立たせ、かつ自分もきちっと良い演技をする」。カップル競技の男性に対する、最高の賛辞ですな。
フリー99.94、総合169.29。現時点で総合1位。

18 Ekaterina BOBROVA / Dmitri SOLOVIEV エカテリーナ・ボブロワ / ドミトリー・ソロビエフ(ロシア)

  • SD順位:1,得点:76.18
  • 楽曲:
    • Prelude No. 20 by Frederic Chopin
    • The Four Seasons arranged by Nigel Kennedy
  • プログラム:○

音のない部分の表現がみごとだった。いやもちろん音のある部分もすばらしいんだけども。
率直に言って、これまでは「独創的で彼らに合ったプログラムだとは思うけど、北米勢に勝てるかっていうとどうかな〜」と考えていたのだが、作品としてこれほど完成度の高い演技を魅せられると、考えを改めざるを得ない。いやはや、彼らの底力の凄まじさを目の当たりにした。
フリー110.38、総合186.56。現時点で総合1位。

19 Anna CAPPELLINI / Luca LANOTTE アンナ・カッペリーニ / ルカ・ラノッテ(イタリア)

  • SD順位:2,得点:75.65
  • 楽曲:
    • Limelight by Charlie Chaplin
    • Chaplin Medley
    • City Lights: Ouverture by Charlie Chaplin
  • プログラム:◎

STw4で女性がスタンブルして足をついてしまったため、GOEマイナス。CoSp4はちょいトラベリングしたように見えたけどGOEプラス。DiSt3は、アレンジを少し変えたように感じた。テンポが速く変化するので、場内の手拍子がついていくのが大変そうだった(笑)。
滝野さんによると、スタートからセパレーションが長いので振付の減点をせざるを得ないとのこと。でも作品のストーリーにおいて、だいじな振付なのも分かるし…何とか折り合いをつけられないものか。
滝野さんも話していたように、見ている人を幸せにしてくれるプログラム。ハートに訴えかけてくる演技なんだよね〜。いつ見ても、何度見ても。
フリー110.99はSB更新、総合186.64で自己ベスト更新。現時点で総合1位。得点と順位を見て、大喜びの2人。アンナちゃんは叫び、ルカはガッツポーズ☆(笑)

20 Gabriella PAPADAKIS / Guillaume CIZERON ガブリエラ・パパダキス / ギヨーム・シゼロン(フランス)

  • SD順位:3,得点:75.48
  • 楽曲:
    • Stillness by Nest
    • Oddudua by Aldo Lopez Gavilan
    • Happiness Does Not Wait by Olafur Arnalds
  • プログラム:◎

……自分が見たものを何と表現していいのか分からない。競技としてのアイスダンスの芸術性を限界まで極めたような演技だった。変幻自在でシームレス。美しさを超えた何か、素晴らしさを超えた何か。
フリー114.19、総合189.67。総合1位に決定。コーチも入れて4人でハグ☆

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◆総合順位
アイスダンスの総合順位は下記のとおり。総合順位、名前、国名、得点、SD順位、FD順位の順に記されている。

  1. Gabriella PAPADAKIS / Guillaume CIZERON FRA 189.67 3 1
  2. Anna CAPPELLINI / Luca LANOTTE ITA 186.64 2 2
  3. Ekaterina BOBROVA / Dmitri SOLOVIEV RUS 186.56 1 3
  4. Isabella TOBIAS / Ilia TKACHENKO ISR 169.29 5 4
  5. Alexandra STEPANOVA / Ivan BUKIN RUS 166.93 6 5
  6. Charlene GUIGNARD / Marco FABBRI ITA 163.68 4 7
  7. Laurence FOURNIER BEAUDRY / Nikolaj SORENSEN DEN 160.68 7 6
  8. Natalia KALISZEK / Maksym SPODYRIEV POL 156.02 10 8
  9. Alexandra NAZAROVA / Maxim NIKITIN UKR 154.65 9 10
  10. Victoria SINITSINA / Nikita KATSALAPOV RUS 154.51 8 12
  11. Alisa AGAFONOVA / Alper UCAR TUR 153.68 11 9
  12. Marie-Jade LAURIAULT / Romain LE GAC FRA 152.40 12 11
  13. Sara HURTADO / Kirill KHALIAVIN ESP 141.36 13 15
  14. Kavita LORENZ / Joti POLIZOAKIS GER 141.32 15 13
  15. Lilah FEAR / Lewis GIBSON GBR 136.99 19 14
  16. Lucie MYSLIVECKOVA / Lukas CSOLLEY SVK 136.64 17 16
  17. Cecilia TÖRN / Jussiville PARTANEN FIN 131.11 14 18
  18. Taylor TRAN / Saulius AMBRULEVICIUS LTU 129.95 20 17
  19. Tina GARABEDIAN / Simon PROULX-SENECAL ARM 128.05 16 19
  20. Viktoria KAVALIOVA / Yurii BIELIAIEV BLR 125.42 18 20

Robynne TWEEDALE / Joseph BUCKLAND GBR (SP 21位)
Jasmine TESSARI / Francesco FIORETTI ITA (SP 22位)
Olga JAKUSHINA / Andrey NEVSKIY LAT (SP 23位)
Vavara OGLOBLINA / Mikhail ZHIRNOV AZE (SP 24位)
Victoria MANNI / Carlo RヨTHLISBERGER SUI (SP 25位)
Nicole KUZMICHOVA / Alexandr SINICYN CZE (SP 26位)
Tatiana KOZMAVA / Alexei SHUMSKI GEO (SP 27位)
Hanna JAKUCS / Daniel ILLES HUN (SP 28位)
Katerina BUNINA / German FROLOV EST (SP 29位)
Adel TANKOVA / Ronald ZILBERBERG ISR (SP 30位)

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◆出場枠

フランスが3枠獲得! イギリスは1枠に減ってしまった。

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◆総評
優勝したパパダキス&シゼロンは、みごと三連覇達成☆ おめでとう!! 芸術性を極めに極めたFDを見せてもらえて幸せいっぱいである。今季勝ちっぱなしのヴァーチュー&モイヤーに勝てるとしたら、彼らしかいないのではなかろうか。ワールドでの一騎打ちが楽しみでならない。
総合2位はカッペリーニ&ラノッテ。ツイズルにミスがなければFDも自己ベスト更新できたんじゃないかな〜。惜しかった。でも、彼らの多幸感あふれるFDがどんどん進化を増していて、本当に素晴らしい。ワールドではどこまで極められるのか。今からワクワクするわ☆
3位はボブロワ&ソロビエフ。あれだけハイクオリティーな演技だったのに、それでも3位なんだもんな〜。やっぱユーロのアイスダンスはレベル高いな〜。他のロシアの2組が思うような演技ができない中、きっちり結果を出すあたり、さすがロシアのエースである。
4位はトビアス&トカチェンコ。結成2シーズン目でまさかここまでユニゾンを高めてこられるとは。相性バッチリだったんだな〜。
5位はステパノワ&ブキン。けして悪い演技ではなかったのだが、ステップでレベルが取れず、得点が伸び悩んだ。でも、滝野さん曰く、「判定が厳しい時は、それなりの理由が必ずあるので、それを聞いて、次に生かすことが大事」とのこと。頑張って☆
いい演技がたくさん見られた中、6位のギニャール&ファブリと10位のシニツィナ&カツァラポフは、大きなミスが出てしまい、とても残念だった。
14位のローレンツ&ポリゾアキスは、確か昨季の終わりか今季の初めあたりに、いったん解散が公表されて、「ええ〜〜!? そんな!! もったいないよ!! せめて平昌までは続けようよ!!」と思ってたら、あっという間に撤回され、「な、何だったんだ…」と思いつつ、ほっとしたものだったが、ほんと、解散しないでくれて良かった。さらに素敵なカップルになっていて嬉しい☆
17位のトルン&パルタネンは、コンディションが万全じゃないのかなぁという演技だった。終盤のコレオリフトで2人とも転倒してしまうし。母国フィンランド開催のワールドが迫っているので巻き返してほしい。頑張れ〜☆