世界ジュニア 女子FS

世界ジュニア2017 リザルト
台湾の台北にて開催。女子FSは、現地時間2017年3月18日(土)に行われた。
フジが最終グループを中心に生放送してくれた。世界ジュニアが地上波でライブ中継される日がくるとは。
フジの生放送を見てから、後日、Jスポーツの放送を見た。Jスポーツの解説は岡部由起子さん、実況は小林千鶴さん。Jスポーツで放送された選手の演技について、滑走順に感想を書いている。
プログラムについて、独断と偏見による、◎、○、△、×、?の五段階評価を付けている。つまり、わたしの勝手な好き嫌いの感想にすぎないので、どうぞ悪しからず。五段階評価の内容は下記の通り。
◎:何度でも見たい。
○:よかった。好き。
△:悪くない。まずまず。
×:イマイチ。
?:何とも判断が付きかねる。

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●第1グループ
3 Michaela-Lucie HANZLIKOVA ミハエラ=ルチエ・ハンズリコワ(チェコ

  • SP順位:21,得点:48.10
  • 楽曲:O Fortuna (from "Carmina Burana") by Carl Orff
  • プログラム:△

17歳。昨季、国内選手権2位。今季、JGPチェコ9位、JGPリュブリャナ7位、国内選手権優勝、ユーロ20位。
ジャンプに<や着氷の乱れがいくつかあった。スピンは全てレベル4。FCCoSp4の回転がゆっくりで、ちょいGOEマイナス。ステップはレベル1で、ちょいGOEマイナス。スタンブル等の明確なミスがあったわけではないが、上半身の動きがもっとほしい。何もしてないように見えるところが多い。
岡部さんには、「何を表現したいのか見えてこない。トランジションがさみしい」とバッサリ言われていたが(苦笑)、勢いある滑りは、「カルミナ・ブラーナ」の激しい曲想とマッチしていたんじゃなかろうか。
千鶴さんによると、ワールドにも出場予定らしい。頑張って☆
フリー86.38、総合134.48。

5 Sarah TAMURA サラ・タムラ(カナダ)

  • SP順位:19,得点:49.57
  • 楽曲:The Firebird by Igor Stravinski
  • プログラム:△

16歳。両親は日本人。昨季、ジュニアの国内選手権優勝、世界ジュニア13位。今季、JGPリュブリャナ8位、JGPシュベルター6位、国内選手権5位。
ジャンプで転倒3回。着氷の乱れが続いてしまい、減点されなかったジャンプが3Loと2A+2Tだけ。3Fにeがついた。スピンのレベルは4、4、3。ステップはレベル1。最後のLSp3はトラベリングし、ちょいGOEマイナス。
岡部さん曰く「ジャンプに集中していたせいか、トランジションがほとんどない。『火の鳥』を表現するところまでいかなかった」とのこと。
このプログラム、今季を通じて一度も良い演技が見られず、とても残念だ。編曲はめっちゃ好みだったんだけどなぁ。
フリー80.83、総合130.40。

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●第2グループ
7 Lea Johanna DASTICH リア・ヨハンナ・ダスティヒ(ドイツ)

  • SP順位:13,得点:53.95
  • 楽曲:Westside Story by Leonard Bernstein
  • プログラム:△

3Lzが2つとも!がつき、GOEで減点されたが、他の要素は全て減点なし。スピンのレベルは4、3、3。ステップはレベル3。ジュニアっぽい動きではあるものの、音をよくとらえている。
見た目ノーミスの演技だった。
終盤、LSp3と2Aの間に、曲想に合ったつなぎの動きが入っており、コレオみたいでいいなぁと思った。
3Fと2Aにタノをつけられるし、SPでは3F+3Tも降りてたし、ジャンプ力はなかなかのもの。将来が楽しみだな〜。
フリー103.16、総合157.11で、SP同様、FSもPB更新。

9 Kristen SPOURS クリスティン・スポワーズ(イギリス)

  • SP順位:16,得点:49.83
  • 楽曲:The Ouverture (Mack and Mabel) by Jerry Herman
  • プログラム:△

3Fで手をついた。3S<は転倒。他の要素は全てGOEプラス。スピンのレベルは4、3、2。ステップはレベル3。岡部さんから「エッジが少し浅い」との指摘が。
3+3はプログラムに入れてないけど、ジャンプがけっこうダイナミック。3Loと2Loを2つずつ入れているところを見ると、ループが得意なんだな〜。
体の動きはジュニアっぽいが、最後まで表情豊かに元気よく滑っていた。
岡部さんによると、最初はトランジションも入れていたのだが、後半になるにつれて、抜いていってしまったらしい。それと、「目線がちょっと下なので、もっと顔を上げてほしい」とのこと。
フリー89.51、総合139.34で、SP同様、FSもPB更新。

10 Anita ÖSTLUND アニータ・オストランド(スウェーデン

  • SP順位:15,得点:52.18
  • 楽曲:And the Waltz Goes On by Anthony Hopkins, performed by Andre Rieu
  • プログラム:△

2Fと2Loの回転が抜けてしまったが、後半に3T+3Tをはじめとする連続ジャンプ3つをきれいに降りた。全ての要素でGOE減点なし。スピンのレベルは4、3。最後のCCoSpは、音楽が先に終わってしまったので焦ったのか、回転が要件を満たさず、ノーバリュー。ステップはレベル3。
音楽に少し遅れてフィニッシュ。
彼女のふんわりした雰囲気によく合った選曲だと思うが、岡部さんには、「ワルツだからもっと優雅に滑ってほしい。音楽がBGMになっていた」とバッサリ(汗)。まーねー、確かに淡々と滑ってたからなぁ。
フリー、総合144.57で、総合得点はPB更新。

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●第3グループ
13 Xiangning LI シャンニン・リー(中国)

  • SP順位:12,得点:54.24
  • 楽曲:Princess Mononoke by Joe Hisaishi
  • プログラム:△

<のついたジャンプが4つ。3Lzに!がついた。スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
素人目にも「回転が足りてないなぁ」と分かるジャンプが多かった。岡部さんの言うとおり、素直な滑りをする選手で、ジャンプの着氷姿勢がきれいだし、スピンも上手だし、今後の成長が楽しみだ。
フリー96.79、総合151.03。

14 Polina TSURSKAYA ポリーナ・ツルスカヤ(ロシア)

  • SP順位:11,得点:54.30
  • 楽曲:February by Leonid Levashkevich
  • プログラム:△

ジャンプに<や抜けが続いてしまった。スピンのレベルは4、4、3。ステップはレベル3。
滑りは表現はさすがと感じる部分もあったのだが、好調時と比べるとやはり元気がなかった。怪我はつらいなぁ…。
フリー101.61、総合155.91。

15 Viveca LINDFORS ヴィヴェカ・リンドフォースフィンランド

  • SP順位:10,得点:55.50
  • 楽曲:Don't Cry For Me Argentina (from "Evita") by Andrew Lloyd Webber, performed by Madonna
  • プログラム:△

プログラムを昨季のものに戻した。
3Lz<と1A<で転倒。この1A<の転倒が思いがけない転倒の仕方だった。他にもアンダーローテや抜けが出て、プラス評価がもらえたジャンプは冒頭の3T+3Tと3Lz+2Tだけ。スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル2。
滑り出しはよかっただけに惜しまれる。やっぱ1A<の転倒で動揺しちゃったかなぁ。
フリー88.03、総合143.53。

16 Starr ANDREWS スター・アンドリューズ(アメリカ)

  • SP順位:9,得点:55.83
  • 楽曲:
    • Perfection (from "Black Swan" soundtrack) by Clint Mansell
    • A Swan Is Born (from "Black Swan" soundtrack) by Clint Mansell
    • Nina's Dream (from "Black Swan" soundtrack) by Clint Mansell
    • Perfection (from "Black Swan" soundtrack) by Clint Mansell
  • プログラム:△

フリー93.22、総合149.05で、SP同様、FSもPB更新。
ジャンプは<が3つ、3Lzにeがついた。アクセルが2つとも抜け、シングルにもならず、ノーバリュー。スピンは全てレベル4。回転が速く、ポジションが美しい。ステップはレベル2。
岡部さんもほめていたが、スピンが上手なので、最後に2つ続けて終わるフィニッシュは、盛り上がっていいなぁ。強い音がジャンジャンと入るのだが、そこをよくとらえていたと思う。
フリー93.22、総合149.05。

17 Bradie TENNELL ブレイディ・テネル(アメリカ)

  • SP順位:7,得点:57.47
  • 楽曲:The Mission (soundtrack) by Ennio Morricone
  • プログラム:△

冒頭、3Lz+3Tの予定が、3Lzに!がつき、着氷でオーバーターン。後半の3Lz<+2Tもルッツに!が。スピンのレベルは2、4、4。岡部さん曰く、「FSSp2で、ジャンプしてただちにシットビハインドに入るのは、他では見られない。すばらしい」とのこと。ステップはレベル4。
前に滑ったスター同様、彼女もほんとにスピンが上手。岡部さんも言っていたように、アメリカの選手はみなスピンがすばらしいわ〜。
フリー103.89、総合161.36。

18 Yi Christy LEUNG イー・クリスティー・リャン(香港)

  • SP順位:8,得点:56.01
  • 楽曲:Romantic Revenge by Jelonek
  • プログラム:△

3Lz+3T<で転倒。3Fが抜けてシングルに。2A+1Lo+3Sは問題ないように見えたのだが、GOEマイナス。スピンは全てレベル4。ステップはレベル2。
序盤のボディームーブメントが素敵だったなぁ。
岡部さんが「滑ることもできるし、ジャンプもスピンも良いし、バランスのいい選手。これから注目していきたい」と話していた。
千鶴さんも話していたが、今まで香港の選手というと、アメリカ出身の選手が多かったんだけど、バイオによると、彼女は香港生まれで、スケートを始めた場所も香港なんだよね。で、現在は北京で練習しているという。
フリー100.25、総合156.26で、SP同様。FSもPB更新。

第3グループが終わった時点で、総合1位は、ブレイディ・テネル(アメリカ)。

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●第4グループ
19 Stanislava KONSTANTINOVA スタニスラワ・コンスタンティノワ(ロシア)

  • SP順位:6,得点:58.90
  • 楽曲:Vai Vedrai (from "Cirque du Soleil")
  • プログラム:△

3Lzの予定が抜けてシングルに。2A+2Tと3F<+2Tは着氷が乱れた。2Aの予定が抜けてシングルにもならず、ノーバリュー。スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル3。
スケーティングは良かったのだが、ジャンプの抜けが目立ってしまった。片手を上げていて跳んでいたが、岡部さんが「美しくない」とバッサリ(苦笑)。まぁ確かに肘が曲がっているので、あまりきれいじゃないけども。
フリー103.94、総合162.84。現時点で総合1位。

20 白岩 優奈(日本)

3つのジャンプに<がついた。3Lz<は転倒。スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル3。
お辞儀のとき、泣いてる…。腰が痛いのかなぁ。
3Lzの転倒は、流れに乗ってすばやく立ち上がったので、まるでそういう振付のようだった(笑)。
流れの途切れない、良い演技だったが、好調時と比べると、キレがなかったように感じた。
フリー111.42、総合174.38。現時点で総合1位。

21 Eunsoo LIM ウンス・イム(韓国)

  • SP順位:4,得点:64.78
  • 楽曲:Miss Saigon by Claude-Michel Schoenberg
  • プログラム:△

後半の3Lzの転倒以外は、全ての要素がGOEプラス。スピンは全てレベル3。ステップはレベル3。
スピードに乗ってきれいにジャンプを降りていたし、よく滑っていた。表現も素晴らしかった。
岡部さん曰く、「パッケージとしてバランスのいい選手。ジャンプだけでなく踊れるし、感情の表出もできる。体を直線的にも曲線的にも使うことができる」とのこと。
フリー116.03、総合180.81で、SP同様、FSもPB更新。現時点で総合1位。

22 本田 真凜(日本)

  • SP順位:2,得点:68.35
  • 楽曲:Romeo and Juliet by Nino Rota
  • プログラム:○

全ての要素がGOEプラス。スピンとステップは全てレベル4。
単にクリーンというだけでなく、シームレスでエフォートレスな演技だった。一つの流れの中に全ての要素がとけこんでいる。
岡部さんが話していたように、昨季優勝した上で今季もう一度優勝を目指すというのは、並大抵ではない重圧だったと思うが、その中でSPもFSもクリーンな演技ができるという心の強さよ。本当にすばらしい。
フリー133.29、総合201.61で、SP同様、FSもPB更新。現時点で総合1位。真凜ちゃんもいよいよ200点超え!! ぃやったーー!! キスクラでは、真凜ちゃんが感極まって泣いている…(感涙)。

23 Alina ZAGITOVA アリーナ・ザギトワ(ロシア)

  • SP順位:1,得点:70.58
  • 楽曲:Don Quixote by Leon Minkus
  • プログラム:○

後半、7つ全てのジャンプをクリーンに降りた。着氷が音とぴったり合っている。全要素がGOEプラス。スピンとステップは全てレベル4。
完璧。特にジャンプは超完璧。JGPファイナル以降、クリーンな演技を続けている。揺るがない強さがすごい。すごすぎる。
フリー138.02、総合208.60で、どちらもPB、つまりジュニア女子の歴代最高得点を更新。現時点で総合1位。

24 坂本 花織(日本)

  • SP順位:3,得点:67.78
  • 楽曲:The Color Purple: Main Theme by Quincy Jones
  • プログラム:○

ジャンプ全てをクリーンに着氷。全要素がGOEプラス。スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
終わった後、何かを気にして見ている様子だったので、どうしたんだろうと思っていたが、音楽に少し遅れてのフィニッシュになったので、どうやら時間を気にしていたらしい。
たいへん流れの良い演技だった。特にジャンプ着氷後の流れが素晴らしく、見ていてとても気持ち良かった。
フリー127.76、総合195.54で、SP同様、FSもPB更新。総合3位に決定。時間は大丈夫よ! 花織ちゃんも嬉し泣きしてる…(感涙)。

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◆総合順位
女子シングルの総合順位は下記のとおり。総合順位、名前、国名、得点、SP順位、FS順位の順に記されている。

  1. Alina ZAGITOVA RUS 208.60 1 1
  2. Marin HONDA JPN 201.61 2 2
  3. Kaori SAKAMOTO JPN 195.54 3 3
  4. Eunsoo LIM KOR 180.81 4 4
  5. Yuna SHIRAIWA JPN 174.38 5 5
  6. Stanislava KONSTANTINOVA RUS 162.84 6 6
  7. Bradie TENNELL USA 161.36 7 7
  8. Lea Johanna DASTICH GER 157.11 13 8
  9. Yi Christy LEUNG HKG 156.26 8 10
  10. Polina TSURSKAYA RUS 155.91 11 9
  11. Xiangning LI CHN 151.03 12 11
  12. Starr ANDREWS USA 149.05 9 12
  13. Anita ÖSTLUND SWE 144.57 15 13
  14. Viveca LINDFORS FIN 143.53 10 15
  15. Kristen SPOURS GBR 139.34 16 14
  16. Michaela-Lucie HANZLIKOVA CZE 134.48 21 16
  17. Sarah TAMURA CAN 130.40 19 18
  18. Elisabetta LECCARDI ITA 129.33 14 21
  19. Andrea MONTESINOS CANTU MEX 128.55 24 17
  20. So Hyun AN KOR 126.82 17 20
  21. Amy LIN TPE 125.91 18 22
  22. Guzide Irmak BAYIR TUR 123.23 22 19
  23. Holly HARRIS AUS 123.11 20 24
  24. Valentina MATOS ESP 120.41 23 23

Alexandra FEIGIN BUL (SP 25位)
Anastasia GOZHVA UKR (SP 26位)
Paige CONNERS ISR (SP 27位)
Kristina SHKULETA-GROMOVA EST (SP 28位) 
Yoonmi LEHMANN SUI (SP 29位) 
Diana NIKITINA LAT (SP 30位) 
Aiza MAMBEKOVA KAZ (SP 31位) 
Fruzsina MEDGYESI HUN (SP 32位)
Amanda STAN ROU (SP 33位)
Chloe ING SGP (SP 34位) 
Julie FROETSCHER FRA (SP 35位)
Morgan FLOOD AZE (SP 36位) 
Hanna PAROSHYNA BLR (SP 37位)
Elzbieta KROPA LTU (SP 38位)
Hana CVIJANOVIC CRO (SP 39位)
Alisa STOMAKHINA AUT (SP 40位) 
Daria JAKAB HUN (SP 41位) 
Alexandra HAGAROVA SVK (SP 42位)
Juni Marie BENJAMINSEN NOR (SP 43位)
Nina POLSAK SLO (SP 44位)
WD Leona ROGIC SRB

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◆来季の出場枠

  • 3枠:ロシア,日本
  • 2枠:韓国,アメリカ,ドイツ,香港

香港が2枠!! 史上初の快挙じゃない!?

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◆総評
ザギトワさんは、初出場で初優勝! おめでとう☆ 破格に安定して強かった。同門のメドさんのようだ。彼女は平昌オリンピック、出場できるんだよね〜。ロシアからまた強力な五輪メダリスト候補が出てきたぞ〜。
総合2位の真凜ちゃんも、2年連続の表彰台おめでとう☆ 今季前半は、プレッシャーがあったのか、なかなか実力を十分に発揮できず、苦しそうだったが、その苦悩を乗り越え、本大会では最高の演技を披露してくれた。
3位の花織ちゃんも、初表彰台おめでとう☆ JGP横浜大会でJGP初優勝して嬉し泣き、JGPファイナルでは、「ロシアの選手が凄すぎて、引いてしまった」自分に悔し泣き、そして本大会では最高の演技ができて嬉し泣き。どれも素敵な涙だった。
SP後のインタビューで、2シーズン前に世界ジュニアに出場したときとの違いを聞かれて、「前回と違うのは、戦う気持ち。前回はロシア選手には絶対勝てないと思い込んでいたが、今回は一人でも二人でも追い越そうと思ってやっているので、そこが違う」という彼女の答えに心打たれた。今季、スケーターとして一つ一つ階段を上がっていく姿を見られて、ほんと幸せだったよ〜。ありがとう☆
これらトップの3人は、みなSPもFSもクリーンな演技で、ジャッジが誰一人マイナスを出していない。まさにメダルに値する3人であった。
4位はウンス。彼女も素晴らしい演技だった。残念ながら平昌オリンピックには、年齢制限のため、出場できないのだが、ものすごいポテンシャルの持ち主なので、来季の活躍が楽しみだ。
5位は白岩さん。インタビューによると、演技後の涙は、ぶじ滑り切れて、ほっとした涙と、悔し涙とが入り混じっているらしい。今季はシーズン前から怪我で苦しんでいて、本当に大変だったと思うが、そんな中、できることをコツコツ積み上げていって、世界ジュニア出場をつかみ取り、みごと5位入賞。ほんとすごい。すばらしい。
この日進月歩にハイレベルな世界ジュニアにおいて、2年連続表彰台に2人も上がれて、残り1人も5位入賞できるなんて!! 去年も同じことを思ったけど、同じ日本人として、彼女たちが誇らしい。心から称えたい。